【鹿島】鬼木監督が語ったエウベル効果「簡単にボールを取られない。自分たちが必要としているところ」
鹿島の鬼木達監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
「もちろん突破への期待もありますが、どこでボールを収められるかが重要です」
[J1 27節] 新潟 – 鹿島/2025年8月23日19:00/デンカビッグスワンスタジアム
J1リーグ27節、鹿島アントラーズが8月23日、アウェーでアルビレックス新潟と対戦する。
鹿島は暫定首位のFC町田ゼルビアと1ポイント差の勝点48で4位。対する新潟は最下位に低迷している。
鹿島はここから天皇杯準々決勝のFC町田ゼルビア戦を挟み、アウェー3連戦を迎える(新潟、町田、清水エスパルス)。記録的な暑さがまだ続くなか、鬼木達監督は多くの選手にチャンスを与え、ローテーションも試み、フル稼働で結果を残しながらチーム全体のレベルアップにもつなげてきた。
横浜F・マリノスから加入したエウベルは、16日のアビスパ福岡との一戦で途中出場し、攻撃を活性化させた。この3連戦のどこかで、鹿島での初先発も十分あり得そうだ。
鬼木監督は福岡戦後の記者会見で、新天地デビューを果たしたエウベルの評価について問われ、次のように答えた。
「短い時間でしたけども簡単にボールを取られず、よく(ボールが)収まるというのは、自分たちが必要としているところでもあります。もちろん(ドリブル)突破への期待もありますが、どこでボールを収められるかが重要です。サイドのみならず中央でも効果的なプレーを見せてくれました」
どこでボールを収めて起点になるか――。鬼木監督はその立ち位置が効いていたと評価していた。
「選手の特長も掴み出していて、非常に良かったと思います」と、あとはそれぞれが武器を引き出し合えればと、プラスがプラスをもたらす相乗効果を楽しみにしていた。
関連記事>>【鹿島】鈴木優磨「主導権をもっと握りたい」。新天地デビューのエウベルには「タイミングが合う。チームに必要となる選手と確信」
この3連戦のあと、インターナショナルマッチウィークに入るため約2週間空く。鹿島が狙うのはもちろん全3勝。勢いを付けるためにも敵地での新潟戦、手応えのある1勝を掴みたい。エウベルの鹿島での初ゴールも生まれるか!