【浦和】柏との大一番、スコルジャ監督が語ったキーポイント。ハイプレス vs ビルドアップの攻防で上回りたい
浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA
「ホームの対戦時より、ハイプレスを向上させなければいけない」
[J1 27節] 柏 – 浦和/2025年8月22日19:00/三協フロンテア柏スタジアム
J1リーグ27節、浦和レッズが8月22日、柏レイソルとの重要な一戦に臨む。7位の浦和は勝点44で、暫定首位のFC町田ゼルビアとは5ポイント差。4位の柏とは勝点3差だ。
マチェイ・スコルジャ監督は8月20日、オンラインによる取材に応じて“対柏”の対策などを語った。
3月2日のホームゲームは0-2で敗れている。ただ、5か月を経て、主力メンバーが大きく入れ替わっている。
「前回対戦のメンバーから、(前田)直輝は別のクラブに移籍するなど、チームとしても大きく変わっています。石原ヒロ(広教)やサミュエル(グスタフソン)は現在、主力として戦ってくれています」
ホームゲームでは、小屋松知哉、垣田裕暉にゴールを決められた。シュート数では浦和が14本対5本で上回ったものの、柏ペースで試合を進められた。
その柏は直近、ファジアーノ岡山に1-2で敗れている。その試合は参考になると言う。
「岡山を見て、良い驚きを覚えました。前半、非常に効果的にプレスを掛け、同時にかなり体力を消耗する戦い方でもありました。岡山の前半は大きな刺激になりました。ただ柏はビルドアップが得意なチームで、岡山戦の経験を生かし、どのようにプレスをかいくぐるか練習をしてくると思います。いろいろなシナリオに対応できるように準備して臨みます」
スコルジャ監督は少し具体的に対策について語ってくれた。
「ホームでの対戦時より、ハイプレスを向上させなければいけません。その試合でのハイブレスは長所と言えず、私たちの弱点を突かれ前半で2点を取られました。現在のチームがやっていることに集中し、名古屋戦の前半でできたことを再現できればと思いますアウェーの横浜FC戦も非常に高い強度でゲームに入れました」
試合序盤のハイプレスとビルドアップの攻防。そこを指揮官は一つキーポイントに挙げた。
「ハイプレスを掛け、そこを破られたら素早くゾーン1の守備をしなければいけないと思います。柏の高いクオリティのビルドアップを止めに行こうとしても、上手くいかない場面は出てくると思います。そうなると低い位置でしっかり守備ができなければいけません。しかし高い強度のプレスを掛け続ければ、そのなかでゾーン3で奪ってショートカウンターを仕掛けることができる場面も出てくると思います」
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柏対浦和の一戦は8月22日19時にキックオフを迎える。