【水戸】新主将の細川淳矢が決意表明「みんなでチームを作っていく」
新主将の細川がサポーターに全力で闘うことを誓った。(C)SAKANOWA
選手個々の”気付き”が大切だと強調。
水戸ホーリーホックの2018シーズンの新キャプテンに決まったDF細川淳矢が、2月3日の鹿島アントラーズとのプレシーズンマッチで、さっそくキャプテンマークを左腕に巻いてチームを牽引。試合後にはサポーターにチーム一一丸となり全力で闘うことを誓った。
在籍7年目で新主将を務めることになった33歳の細川だが、チームを”まとめる”のではなく、一緒に”作っていく”ことに重きを置きたいと抱負を語った。
「キャプテンと言っても、チームが良くなるために、みんなでチームを作るなかで『促し』ができればいいと思います。もっとみんな各自が自覚を持って、自分たちで良いチームにしていこうと思えるようにしていきたい。みんなで作っていきたいです」
細川はそのように、それぞれが気付くことが大切だと強調した。
2月5日から13日まで沖縄キャンプを実施し、FC琉球や京都サンガとの練習試合を予定。細川は守備のブラッシュアップをテーマに挙げる。
「(鹿島戦について)最後の失点は自分の前でボールを持たれてしまったので、悔しかったです……。かなり守備面では『ここはどうだった?』と試合後にみんなで確認し合ったが、もっとコミュニケーションをとって、クオリティを上げて、良いところをもっと出せるようにしていきたいです。今回の試合、本当にいろいろ出たので、ここからプラスに持っていくためにも、沖縄キャンプで修正したいです」
知性派の長谷部茂利新監督が今季新たに就任。9000人近くが来場した鹿島との一戦では、組織的なプレッシングサッカーで鹿島を苦しめ、昨季からの変化をさっそく感じさせた。だからこそ、細川は気を引き締める。
「勝ち越しを目標に、トップ6位以内が目標。鹿島に3-4で『よくやったんじゃん』では、ここからは通じない。地力の差を痛感しました。危機感を持って取り組むことが大事になる」
ピッチの内と外で、細川が熱く冷静に、チームをしっかり引き締めてくれそうだ。開幕戦は2月25日、ホームでモンテディオ山形を迎える。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI