【日本代表】森保一監督が「数人入れ替え」「3&4バック併用」を明言。13日のコートジボワール戦に向けて
オンラインによる記者会見に臨んだ森保一監督。協力:日本サッカー協会
「いつどのようにプレスをかけていくか、チームでの共通認識を統一する」と修正点を挙げる。
[国際親善試合] 日本 – コートジボワール/2020年10月13日16:45(日本時間23:45)/オランダ・ユトレヒト
日本代表の森保一監督が10月12日、オンラインによる記者会見に臨み、翌日のコートジボワール代表との親善試合に向けて抱負を語った。FIFAランキングは日本が28位、コートジボワールが60位。
日本は10月9日に同53位のカメルーン代表とスコアレスで引き分けた。一方、コートジボワールは現在FIFAランキング1位のベルギー代表と対戦し、87分のフランク・ケシエ(ACミラン)のPKによるゴールで1-1と引き分けている。
森保監督は「明日はチーム一丸となって勝利を目指して戦い、勝利の結果を応援してくださる全ての方々、それに日本へ、励ましのメッセージとして届け、笑顔で喜んでいただけるようにベストを尽くします。(コートジボワール代表は)非常に個の能力があり戦術も備え、強度も高く、チームの強化になるようにしっかりトライしていきたい」と抱負を語った。
また、カメルーン戦からメンバーは「数人」変更し、3バックと4バックの両方を今回も使う方針が示された。
「メンバー編成については、数人は(スタメンを)入れ替えて臨みたいと思います。最終的には今日これから(記者会見のあと)の練習を見て決めます。システムはコートジボワール戦でも、3バック、4バックとトライしたいと思います。ただし試合の流れを見て、最終的に判断していきます。システムを含め、柔軟に戦うことを選手たちには伝えたいと思います」
基本的にはカメルーン戦で見えた課題を修正し、同じくアフリカの強豪であるコートジボワールに挑むというスタンスだ。
「守備面での課題、修正ポイントとして、相手にいつどのようにプレスをかけていくか、チームでの共通認識を統一し、このコートジボワール戦は改善して臨んでいければと思います。直近のカメルーン戦は代表活動が長く期間が空いたこともあり、まず選手たちの積極的・アグレッシブに臨む姿勢を尊重し、相手に挑んでいく、勇敢に戦う気持ちを共有し、それを見せることが大切だと思っていました。その選手の気持ちは大切にしていました」
一方、指揮官はエネルギーを発揮する“タイミング”を合わせていく重要性も口にしていた。
「みんながやる気を持って戦うタイミングを合わせていかなければ、体力的にも試合全体を通すと、いい戦い方ができなくなってしまいます。効果的にエネルギーを使っていけるように、よりいいパワーを発揮していけるように、そのタイミングを合わせプレッシャーをかかえていくことを今日の練習で共有し、明日の試合で表現したいと思います。ただ、まず選手たちがアグレッシブに戦う姿勢を優先したいです」
そして、コミュニケーションをとりながら相手を上回っていきたい――。森保監督はそのように、史上初のヨーロッパ組のみで構成された選手とともに「勝利」をオランダの地で掴むことを誓っていた。
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[取材・文:塚越始]