【日本代表】堂安律&大迫勇也が不在、どんな布陣になる?久保の右MF起用もあるか
堂安律&大迫勇也の予想布陣。さらには冨安健洋の左SBでのオプション起用はどうだろうか?(C)SAKANOWA
長友佑都は10月から公式戦出場なし、左SBの新たな担い手探しは喫緊のテーマ。冨安健洋のオプションでのテストはどうか。
日本サッカー協会は11月5日、オーストリアでの11月シリーズに臨む日本代表(SAMURAI BLUE)のメンバー24人を発表した。今回はグラーツで現地9日から合宿を開始し、11月13日(日本時間23時15分開始)にパナマ代表、現地17日(日本時間18日5時開始)にメキシコ代表と対戦する。
また24人の代表メンバーが発表された直後、ドイツ・ブンデスリーガのアルミニア・ビーレフェルトが堂安律らドイツ国外の代表招集選手5人の遠征を拒否すると発表した。大迫勇也のヴェルダー・ブレーメンに続き、ビーレフェルトのあるノルトライン・ヴェストファーレン州の海外渡航者の5日間待機の措置に伴い、クラブがFIFA(国際サッカー連盟)の規定に基いて、派遣を断ることを決めた。
ドイツは州自治体の権限が強いため、アイントラハト・フランクフルト(ヘッセン州)の鎌田大地、ハノーファー96(ニーダーザクセン州)の原口元気、室屋成の動向も気になるところだ。
日本サッカー協会(JFA)からは6日にも堂安の不参加について正式発表があると見られる。追加招集の有無についても、アナウンスされそうだ。
今回、森保一監督のもとチーム発足から主力を担ってきた大迫勇也と堂安律が不在となる。同じく中島翔哉、さらには香川真司、Jリーグ組も不在のなか、どのような布陣になるのかを考察してみたい。
4-2-3-1に当てはめてみたが、例えば鈴木武蔵と浅野拓磨や鎌田大地の2トップも十分に考えられそうである。または、森保監督が何度か試している、南野拓実を最前線に置くゼロトップ気味の配置もあり得る。
そして右MFは伊東純也と久保建英、それぞれがこの2試合どちらかでその“本職”の位置で先発を務めそうである。
また10月シリーズのコートジボワール戦(〇1-0)ではなかなか持ち味を発揮しきれない左MFで先発した久保だが、所属先のビジャレアルCFでは、ヨーロッパリーグ(EL)のスィヴァス・スポル戦でトップ下に入り、1得点・2アシストを記録している。A代表でもトップ下起用があるか!?
10月シリーズには招集されながら出場機会を得られなかった三好康児が2列目のどのポジションで使われるかも注目される。
一方、前回コンディション不良のため招集を辞退した長友佑都だが、10月から一度も公式戦に出場していない。それでも森保監督は34歳のベテランに期待を懸けているが、サイドバックの新たな担い手探しは喫緊のテーマであり本腰を入れたい。室屋成が最近は所属先のハノーファー96でこのポジションを務めているが、なかなか思うように結果を残せずにいる。
例えば、今回の「予想布陣」には入れていないが、ボローニャFCでは昨季右サイドバック、今季センターバックとして進化を遂げる冨安健洋を、左SBでオプションとして試してみてはどうだろうか。そうすると、冨安と植田直通、そして吉田麻也の“併用”も可能になる。強力サイドアタッカーと対峙する冨安にとっても、戦いの幅を広げられるかもしれない日本にとっても、そのトライはプラスになりそうだが――。
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[文:サカノワ編集グループ]