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一転チーム全員陰性だが…奥川雅也の日本代表招集が見送られた理由とは?

日本代表

日本代表奥川雅也RBザルツブルク

サカノワスタッフ

欧州CLのバイエルン戦でゴールを決めたザルツブルクの奥川雅也。※UEFA.TVより

森保一監督も「貪欲さがある」と期待を寄せていたが――。

 日本サッカー協会は11月10日、13日にパナマ代表、17日にメキシコ代表と国際親善試合を行う日本代表(SAMURAI BLUE)で、奥川雅也(RBザルツブルク)の招集を見送ると発表した。24歳のミッドフィルダーは、クラブ事情で堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)が参加を辞退したため、追加で日本代表に初めて呼ばれていた。

 ザルツブルクはこの11月の国際Aマッチ期間を前に、各国の代表活動に参加する選手に対し、出発前の8日に新型コロナウイルスの検査を実施していた。そこで6人に陽性反応が確認された。

 奥川はこの時点ではまだ日本代表に招集されていなかったため、検査の対象ではなかった。

 一方、その時点で、クラブは公式サイトにて、ザルツブルク全選手のこの国際Aマッチ期間の選手派遣を見送ると発表していた。

 ザルツブルクは翌9日、奥川を含め、改めて所属全選手の検査を実施した。すると今度は、全員の陰性が確認されたのだ。そしてクラブも代表への派遣について、改めて検討すると態度を変化させていた。

 ただ日本サッカー協会はこの2回の検査結果と行動履歴などを総合的に評価。すでに各クラブから招集している23選手の安全・安心を最優先とする観点から、今回は奥川の招集を見送る判断に至ったそうだ。

 この状況を踏まえると、選手のさらなる追加招集はないか。今回の初招集はなしか。

 日本代表の森保一監督は奥川について、「南野がリバプールに移籍するなどザルツブルク内の選手も変わるなか、レギュラーのような形でプレーできています。スペースへのボールの運び出しからのフィニッシュなど特長であるプレーを出し、プレーの力強さも増し、最近ではバイエルン戦で得点しています。また、トップでも、両サイドハーフ、さらにサイドバックもできて、貪欲に戦う姿勢を見せてくれています」と評価をしていた。

 日本代表は9日からグラーツで合宿を行い、13日(日本時間同23時15分)にパナマ代表、17日(同18日5時)にメキシコ代表と国際親善試合で対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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