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【日本代表スタメン予想】今日パナマ戦、久保建英に「右MF」か「トップ下」でまとまった時間を与えたい

パナマ代表戦での日本代表の先発予想布陣。(C)SAKANOWA

最新FIFAランキングは日本27位、パナマ77位。鈴木武蔵、鎌田大地も主力争いに食い込むチャンス。

 日本代表(SAMURAI BLUE)が11月13日現地15時15分(日本時間同23時15分)、オーストリア・グラーツでパナマ代表と対戦する。10月22日更新のFIFAランキングは日本が27位、パナマが77位。

 新型コロナウイルスの影響を受けて、今回は10月シリーズに続き、ヨーロッパ組のみ計23人の招集となった。主力を担ってきた大迫勇也(ヴェルダー・ブレーメン)、堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)がチーム事情によって招集が見送られ、中島翔哉(FCポルト)、香川真司(フリー)らも不在に。また、南野拓実はリバプールFCでほとんど出場機会を得られずにいる。そうしたなかでアタッカー陣について、森保一監督がどのような狙いを持ち、どのような選手を起用するのか、そのあたりは一つ注目点になる。

 17日(同18日5時)のメキシコ代表戦が、日本にとって、今回11月シリーズであり、2020年のハイライトとなる。その試合を前にしたパナマ戦が、どういった位置づけになり、トライ(試み)が行われるのか。

 久保建英は先発のチャンスだ。スペイン1部暫定2位のビジャレアルCFでは、スペインリーグは全試合途中出場ではあるが、ヨーロッパリーグ(EL)は全3試合に先発している。直近の国内リーグは約5分間の出場にとどまったが、約1週間前のELマッカビ・テルアビブ戦(〇4-0)でフル出場している。コンディション的にも申し分ない状況にある。

 一方、10月のコートジボワール戦で19歳のレフティは左MFで起用された。ビジャレアルでもテストされたものの思うように結果を残せずにいたポジションであり、森保監督はあえてそこで起用した。ところが案の定、見せ場を作れず途中交代している。これでは自信を失ってしまいかねない。

 ELのスィヴァス・シュポル戦で1得点・2アシストを記録したトップ下、そして本職とも言える右MF、そのどちらかでそろそろスタートから起用されるべきではないか。試合開始から強度とテンションの高い相手に、どこまで通用するのか。そのなかで味方とどのように呼吸を合わせていくのか。そういった挑戦のためにも、まとまった時間を与えてみたい。

 鈴木武蔵、鎌田大地も好調を維持している。二人はともに10月シリーズでは「個」の存在感を示した。とはいえ個のアピールにやや走り、周囲との連動性を欠き、ゴールをもたらすには至らなかった。彼らにもユニットとして機能するための時間を設けたい。そこに久保が加われば、とても魅力的だ。

 あるいは、スピードスターの浅野拓磨を組み入れた2トップも面白そうだ(久保も4-2-3-1より4-4-2の右MFのほうが威力を発揮してきた)。

 左サイドバックは、久々に復帰した長友佑都が本命になる。一方、FCフローニンゲンで開幕から全8試合にセンターバックとしてフル出場している板倉滉の起用も、指揮官の選択肢にはあるか。

 またコートジボワール戦で決勝点を奪った植田直通も、そろそろ先発でのチャンスを得たい。森保監督が彼らのモチベーションをどのように引き上げる起用法を見せるのか――まずはスタメン発表が楽しみだ。

注目記事:【日本代表】鈴木武蔵、久保建英、鎌田大地の新トリデンテはどうか?3バックの「こんな布陣を見てみたい」

[文:サカノワ編集グループ]

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