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【U-24日本代表】久保建英が東京五輪へ「チームとしての精度を高める時期」。ラ・リーガで実感する「守備と攻撃が分断された時代はもう終わっている」

オンラインで抱負を語ったU-24日本代表の久保建英。協力:日本サッカー協会

26日、29日に南米王者U-24アルゼンチン代表と対戦。「まず今できるのは、この2試合に集中するだけ」

[SAISON CARD CUP] U-24日本代表 – U-24アルゼンチン代表/2021年3月26日/東京スタジアム

 U-24日本代表のMF久保建英(ヘタフェCF)が3月24日、オンラインによる記者会見に臨み、26日と29日に行われる南米王者U-24アルゼンチン代表との親善試合に向けて抱負を語った。

 今回はコロナ禍の厳しい管理下で練習しながら試合に臨む。19歳のレフティは「いろいろ制限があるなかで、やれるべきことをやっていくことが大切。今日から全体練習に合流し、ピッチ上でできる限り突き詰めていきたいと思います」と意気込みを示した。

 ヘタフェではこの代表活動前のエルチェCF戦、7試合ぶりの先発のチャンスを掴み、1アシストを記録した(スコアは △1-1)。ラ・リーガでは思うように結果を残せていないが? その問いに、久保は次のように答えた。

「思っていたより上手くいっていないのが現状。昨季は残り10試合ぐらいのラストスパートでいい評価をもらえたことで、今季のスタートにもつながりました。この10試合が一番大事で、区切りもいいので、ここから今掴んだものを離さず、ラストいい感じでいければ結果オーライなのかなと思っています」

 所属先で一つ結果を残して手応えを得て、さらにこのU-24日本代表でも勢いを付けたいところ。このU-24アルゼンチン代表戦でのテーマは、「チームとしての精度を高める時期に入ってきていると思うので、積極的にコミュニケーションを取りながら、チームとしてやりたいサッカーを統一して、完成度を高めるのが一番大事。誰が出ても同じサッカーをできるのがこのチームのストロングポイントで、そのためには限られる時間の中で、大切なところから意思の共有をしていくことが大事になります」と具体的に語った。

 現在はインテンシティの高い守備を選手に求めるホセ・ボルダラス監督のもとでプレーする。そこで学んだものは? という質問には、こう答えている。

「今も学んでいる途中で、やることをやらないとチームの助けになりません。守備と攻撃が分断された時代はもう終わっていると思います。みんながオールマイティと言いますか、そういったことを求められる時代で、自分もできることを増やしていければと思います」

 そして東京オリンピックへの思いを問われた久保は「現状まだ何も決まっていないので、まず今できることは、2試合に集中するだけだと思っています」と語った。スペインでは無観客試合が続いており、自身にとって久々に観客の前でプレーする機会になる。まずこの2試合に集中し、全力で挑む。

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[文:サカノワ編集グループ]

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