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【U-24日本代表】ベスト布陣考察。久保建英&三笘薫の“最適解”は?中盤の軸は田中碧か

(C)SAKANOWA

堂安律が辞退、林大地を追加招集。メイン布陣は3バックでいくのか、4バックに変更するのか…今回が分岐点に。

[国際親善試合] 日本 – アルゼンチン /2021年3月26日19:00/東京スタジアム

 日本サッカー協会はこのほど、26日(東京スタジアム)と29日(北九州スタジアム)のU-24アルゼンチン代表との親善試合に臨むU-24日本代表のメンバー23人を発表した。21日にはアルミニア・ビーレフェルトの堂安律がケガのため参加を辞退し、代わってサガン鳥栖の林大地が追加招集された。この招集メンバーの中でのベスト布陣を考察したい。

 この年代にあたる22歳の冨安健洋(ボローニャFC)のみ、同時期に活動する日本代表(フル代表)に招集されている。また最前線ではJ1最多6ゴールを決めている横浜F・マリノスの前田大然がケガのため、同じく負傷明けの鹿島アントラーズの上田綺世は招集されていない。

 むしろ、こうした状況をチャンスに、好調を維持する田川亨介(FC東京)はセンターフォワードでの“レギュラー獲り”へアピールしたい。

 そして2列目では、久保建英&三笘薫の2シャドーがついに実現。どのようなタイミングで組まれ、どのような連携を見せてくれるのか最も注目を集める。

 また、インテンシティの強度も高める田中碧は中盤の軸になり得そうだ。チームの守備強度を上げるのであれば、彼の2列目起用も面白そうだ。

 板倉滉(FCフローニンゲン)、中山雄太(PECズヴォレ)はいずれもオランダ1部リーグで中心選手として活躍していて、このチームには欠かせぬ存在となる。中山はユーティリティ性が高く、左ウイングやセンターバックにも対応可能だ。

 日本代表と兼任する森保一監督は、今回フル代表の活動に専念する。そのため、横内昭展コーチが監督を務める。バランスの比重をどのように置くかで、起用するタレントも変わってくる。左サイドに相馬勇紀や旗手怜央のような攻撃的な選手を配置するのか、あるいは守備が売りの中山なのか。であれば、ボランチは誰か。ボール奪取力のある田中駿汰(北海道コンサドーレ札幌)も重宝されそうだ。

 また、このチームは2019年11月に行われた当時のU-22コロンビア代表戦、内容が全く伴わず0-2の完敗を喫している。そもそもフル代表でもプレーする選手が多いなか、果たして、東京五輪チームは3-4-2-1をメイン布陣のまま戦うのか? 4-2-3-1に思い切って切り替えるのか。チーム内の連携を高めるのであれば、その“最後の選択”が迫られるタイミングにもなる。

 実際、ほとんどの選手が4バックのチームで戦っている。久保と三笘が両サイドやウイングに入って戦う姿も見てみたい。最適解を探るためにも、この二人には幾つかの組み合わせを用意し、テストしてもらいたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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