【U-20日本女子代表】世界2連覇へ浦和の高橋はな、INAC水野蕗奈らが元気に取り組む

U-20日本女子代表候補がキャンプを実施。(左から)山本柚月、廣澤真穂、菅野奏音、瀧澤千聖ら。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

来年1月のU-20女子W杯に向けて。

 U-20日本女子代表候補が10月18日から5日間、千葉でキャンプを行った。来年1月に延期されたパナマ・コスタリカ共同開催のU-20女子ワールドカップ(W杯)に向けた活動再開に。

 大会まであと3か月と迫った今回、より実戦的、現実的に大会2連覇に向けて取り組む姿勢が見られた。

 重視されたのが“スイッチ”。選手たちは一つ一つ確認しながら、求められるプレーの強度を高めていた。そうしたなか池田太監督を喜ばせたのが選手の成長スピードだ。

「それぞれのリーグで試合に絡む選手が本当に増えた。日々の戦いでぶつけ合いや対戦相手との対応など一つ一つの経験値が上がって、球際の強さを含めて成長を感じます」

 なでしこリーグでスタメンで出場する選手が増えてきた。水野蕗奈はINAC神戸レオネッサでスタメンに定着しつつある。開幕当初は戸惑いや緊張がプレーに現れていたが、試合を重ねるごとに右サイドからのビルドアップなど強気な仕掛けっぷりに磨きがかかってきた。

 水野は「試合に出させてもらっていることもありますけど、自分のやりたいことに対してすごく自信が持てるようになったので、思い切りプレーできてます」と語る。

 前回大会で優勝チームの一員であった高橋はな(浦和レッズレディース)は、「結構筋トレはしました。世界を意識したときに、フィジカル強化は必要だと感じていたので、自粛期間があったおかげでそこに取り組む時間が増えました」と、自粛期間からの取り組みについて触れる。

 前回チームにも負けないタレントが揃う。

 彼女たちは4つの目標を掲げる。一つがU-19女子アジア選手権での優勝(達成)。二つ目がU-20女子ワールドカップ優勝、三つ目がなでしこジャパンに、そして世界に通用する選手になること。そして四つ目が“みんなに応援してもらえるチームになろう”――。

 彼女たちの魅力が詰まった目標だ。取材に行けば「こんにちは!」と気持ちのいい挨拶で迎えてくれる選手たちが、ピッチで表現する溌剌としたサッカーに、こちらも魅了されている。

 同世代とともにできる貴重な時間、このメンバーだからこそ生み出せるプレーもある。本大会は間近、伸びしろはたくさんあり、やれることはまだまだある。そのすべてを尽くしたのち、世界の舞台で力一杯表現してほしい。

山本柚月。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
高橋はな。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ミニゲームでの(左から)渡邊真衣、大澤春花、山本柚月。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
池田太監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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[取材・文・写真:早草紀子]

Posted by 早草紀子

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