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浦和Lが始動!南萌香は強度アップに努める「研究されてくる」その上へ行くため

浦和Lが始動。南萌華は強度アップに努める。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「フィードのバリエーションも多くしていきたい」

 昨季のなでしこリーグを優勝で飾った浦和レッズレディースが、秋に開幕する日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」に向けて活動をスタートさせた。

 今季新加入はユースから昇格した福田史織、島田芽依、河合野乃子の3人のみ。登録25人中15人がユース出身という構成だ。

 WEリーグに加盟する他のチームは、かつてないほど活発な補強を見せてきた。そうしたなか、浦和は日本一の頂点を極めたパワーをほぼ継続できたチームと言える。

 ベースは確立されて戦術も浸透している。チームとしての成熟期に差し掛かろうとするなか、WEリーグ元年の戦いに挑む。始動直後の今はフィジカル要素を取り入れたボールメニューでコンディションを高めている。メディアにトレーニングが初公開された2月11日、選手たちは1時間半のメニューを丁寧にこなしていた。

 特にキツそうだったのが、ペナルティエリア間を3人でパス交換しながら走るメニュー。2か所同時にスタートするため、ほぼ休みなし。コンディションを乱すことなくやり通せたのは、オフ中の余念ない調整の賜物だろう。

 9月の開幕まで半年以上あることで、例年とは違う試みもできる。守備の要である南萌香は、対格差のある相手に対する体作りに奮闘中だ。

 戦術に厚みをもたせられるのは武器になる。ただ今シーズンは徹底的に対策を練られるはず。なでしこジャパン(日本女子代表)にも選ばれる南は言う。

「個人的なプレーも研究されているので、フィードのバリエーションも多くしていきたいです。キックの精度は開幕までに仕上げていきたいです」

 他チームの対策のさらに上を行くキック力に磨きをかける。そして南は今シーズンのカギとして挙げるのが、最小限に失点を抑えることともうひとつ――。

「セットプレーからの得点をもっと取っていきたい。キッカーとの呼吸を合わせていかないといけないですね」

 本格的な戦術の落とし込みに入るのはまだ先だ。今の時期は個人的なスキルアップに時間を掛けられる。

 浦和はまずWEリーグを牽引する存在となるはず。プロとなり、周りからの注目と何より期待値も上がるなか、昨年の確固たるスタイルにどのような厚みをもたらしていくのか――。選手個々のスキルアップを含めて注目したい。

笑顔を浮かべる浦和Lの塩越柚歩(中央)ら。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
浦和Lのエース菅沢優衣香。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
トレーニングする浦和の猶本光。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

注目記事:【浦和L】森栄次総監督&楠瀬直木監督、師弟関係の“二頭体制”でWEリーグ元年に挑む

[取材・文・写真:早草紀子]

 

Posted by 早草紀子

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