【サッカー日本代表】ASIANなでしこジャパン、北朝鮮と決勝! キーパーソンは両翼の中嶋淑乃 & 山本柚月
最後の練習を終えたアジア大会に臨んだ日本女子代表のメンバー。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
連覇まであと1勝、日本時間21時キックオフ!!
[杭州アジア大会 決勝] 日本女子代表 – 北朝鮮女子代表/2023年10月6日21:00(現地20:00)/Huanglong Sports Centre Stadium
中国・杭州で開催中のアジア大会・決勝、サッカー日本女子代表(今回はアジア大会版なでしこジャパン)が日本時間10月6日21時から、北朝鮮女子代表と対戦する。オリンピックのプレ・アジア版の大会、日本は連覇まであと1勝だ。
準決勝のホスト国の中国女子代表との一戦は完全アウェーのスタジアムで、今大会指揮を執る狩野倫久監督は、このアウェーの雰囲気をむしろ楽しむことと、ここまで無失点できた中国から得点することで生じるブレ、相手側にかかっているプレッシャーを生かすように選手たちへ伝えていた。
塩越柚歩(三菱重工浦和レッズレディース)は「完全アウェーという状況はほぼ初めて。いい守備からのいい攻撃という形が絶対に大事」だと言う言葉通りのプレーを見せていった。そして日本は前半で4ゴールを積み上げ、4-3で逃げ切ってみせた。
決勝の相手は北朝鮮だ。ここまで韓国女子代表に1失点を喫したのみ。準決勝ではウズベキスタン女子代表を8-0で下すなど、爆発的な攻撃力で勝ち上がってきた。タフなプレーも多い。
このパワーと破壊力に対抗するのが、日本のキーパーソンである左の中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ)、右の山本柚月(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の両サイドハーフだ。
それぞれ特長は異なるものの、ドリブル突破を武器としている。準決勝で中嶋は山本のアシストで1ゴールを挙げ、山本はこのゴールを含め2ゴールに絡む活躍を見せた。
「やっと準決勝で自分のプレーが出せてきた。まだまだこれからです」(中嶋)
「自分のところで相手を一枚はがすことでチャンスは生まれるはず」(山本)
ともに決勝で、さらなる活躍を期していた。この大会のために生まれたチームは、互いを知るところからスタートした。目的はアジアチャンピオンの座に立つこと。
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日本は連覇がかかる。FIFAランキングは日本8位、コロナ禍もあり対外試合を行ってこなかった北朝鮮は3月からランキング圏外となっている(それ以前は日本を上回っていた)。決勝は今夜、日本時間21時にキックオフを迎える。