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シュテーガー新体制のキーマンに。香川真司が2ゴールを生み出し「復活」の予感

ドルトムントで自身の1得点を含む2ゴールに絡んだ香川。チームとともに「復活」なるか。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「それぞれが最大限に力を発揮できるように、選手の配置については試みた」と指揮官。ドルトムントが公式戦10試合ぶりの勝利を収める。

ドルトムントがペーター・シュテーガー新監督の初陣となった12月12日の16節・マインツ戦で、2-0の勝利を収めた。香川真司は4-3-3の右インサイドハーフで先発。セットプレーのキッカーを任されて55分にFKから先制点を演出。さらに89分にはカウンターからのオーバメヤンとの連係からトドメの2点目を突き刺した。

香川は前節のブレーメン戦に続いて今季2度目のフル出場。リーグ戦でのゴールは7節のアウクスブルク戦(2-1)以来9試合ぶりだ。しかもチームは公式戦10試合(リーグ9試合)ぶりの勝利。試合終盤にはシュテーガー監督からベンチ前でアドバイスを受けたあと、前線のバランスを修正して得点に結びつけている。

シュテーガー監督は10日に就任したばかりで、戦術的な確認はひとつふたつに留めたことを明かした。そのうえで、「それぞれが最大限に力を発揮できるように、選手の配置については試みた。それが監督の仕事であり、選手たちは実行してくれた」と語った。実際、この日得意とする「1・5列目」のような役割を担った香川は自信にあふれたプレーを連発して勝利に貢献。新指揮官のもと、いきなり輝きを放って、久々に喜びを爆発させた。

文:サカノワ編集グループ

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