吉田4戦連続出番なし。セインツは9戦ぶり勝利「交代選手もインパクトを残した」と指揮官も満足
吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ワトフォードに2-1で競り勝つ。
[プレミアリーグ 14節]サウサンプトン2-1 ワトフォード/2019年11月30日/セント・メリーズ・スタジアム
イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンFC対ワトフォードFCの一戦、サウサンプトンのDF吉田麻也はベンチ入りしたものの、出場機会を得られなかった。これで吉田はリーグ戦は4試合連続で控えのまま出場機会なし。セインツは2-1で勝利を収め、リーグ戦9試合ぶりの白星を手にした。
サウサンプトンは24分、ワトフォードのイスマイラ・サールにサイドから切り込まれて先制点を許してしまう。後半開始からセインツは猛攻をしかけるなか、78分にクロスにダニー・イングスが押し込み同点に追いつく。これで勢いをつけると、83分、ウォールド・プラウズが直接FKをねじ込み逆転に成功。ワトフォードの反撃を振り切り、リードを守り切ることに成功した。
残留を争う”ライバル”相手に大きな勝利を収め、サウサンプトンのラルフ・ハーゼンヒュットル監督は試合後のインタビューで「今日の試合は勝点3に値するできだった」と話した。
「今日の後半のパフォーマンスは誇りにできるものだと思います。前半は少しプレッシャーを感じていたのか、私たちが狙いとするサッカーが思うようにできませんでした。しかし後半はよりゲームを支配し、勇敢に戦い、交代で入った選手もインパクトを残していました。
ビハインドの状況をひっくり返した選手たちを誇りに思いますし、多くのチャンスを活かして点を取れたのは良かったと思います。
今日のゲームは勝点3に値するできだったと思いますし、この勝利は我々を上向きにさせてくれるものでしょう」
大事な試合でビハインドの状況をひっくり返したパフォーマンスに指揮官は大いに満足していたようだ。
この勝利が、チームを上昇気流に乗せるキッカケとなるか。また、吉田は10節のレスターシティFC戦で出場して以降、ピッチに立てずにいる。これまでリーグ戦の出場記録は7試合・0得点。ただ12月はミッドウィークにも試合が組まれ、出場機会が巡ってくる可能性は十分ある。出場機会があればアピールをし、再びレギュラー争いに食い込みたいところ。
サウサンプトンは3勝3分8敗(15得点・32失点)で暫定18位。次節、ホームでノリッジ・シティFC、ワトフォードはアウェーでレスターシティと対戦する。
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[文:サカノワ編集グループ]