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吉田麻也が語る元同僚ファン・ダイクの凄さ「練習後、羨ましくなる時があった」

サンプドリアに加入した吉田麻也のデビューはいつに? 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

オランダでは対戦相手として、イングランドでは3年間チームメイトとしてプレー。世界最高CBのエピソードを告白。

 イタリア・セリエAのUCサンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也がこのほど、スポーツ専門メディア『ESPN』のインタビューに登場し、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属するDFヴィルジル・ファン・ダイクについて、対戦相手として戦ったオランダ時代、チームメイトしてプレーしたサウサンプトンFC時代のエピソードを語った。

 2010年にオランダ1部リーグのVVVフェンロFCでプレーし、ファン・ダイクとも対戦経験のある日本代表DFは、若き日のファン・ダイクについて振り返る。

ファン・ダイクがフローニンゲンにいた時から知っていました。当時から彼は体が大きくて、フィジカル的にも優れていました。でも、まだ技術的な面が不足してて、集中力を欠くことも時々ありました」

 そんな荒削りの面もあったファン・ダイクだが、吉田がサウサンプトンで再開した時には「素晴らしい選手」に進化を遂げていたという。

再びサウサンプトンで会った時のファン・ダイクは、もうすでに素晴らしい選手でした。皆が彼のことをプレミアリーグで最高のセンターバックの一人になるだろうと思っていましたし、自分たちもさらに強いチームになれると思っていました。

 時々、ファンダイクが羨ましくなる時がありました。練習後は毎日ジムでトレーニングをしていて、窓越しに駐車場を見ると、彼が一番に帰宅するのを見ていました。彼はジムに行くことも、多くのリカバリーも必要ないのです。生まれながらに、とても優れているんです。他の誰よりも速いし、技術的にも素晴らしく、リーダーシップも兼ね備えています」

 吉田がイングランドで再開した時のファン・ダイクは、すべての能力がトップレベルに達しようとしていたようだ。

 吉田は7年半プレーしたサウンサンプトンを離れ、今年1月、サンプドリアにレンタル移籍。新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断に伴い、ここまで出場機会は1試合のみ。サンプドリアは7勝5分13敗(28得点・44失点)の暫定16位で降格圏18位のUSレッチェとは勝点差わずか1と、吉田の力が必要とされる。

 セリエAは間もなく無観客試合での再開を迎え、サンプドリアはまず6月21日(日本時間22日4:45)、アウェーで現在3位のインテル・ミラノと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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