×

ニューカッスル武藤嘉紀に地元紙が移籍進言「ピークが来る前に」

日本代表でプレーする、ニューカッスルの武藤嘉紀。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

リーグ戦出場は8試合のみ。監督はプレシーズンにチャンスを与えたいと考えるが…。

  イギリスメディア『ニューカッスル・トーンズ』はこのほど「ストライカーは移籍先を探すべき」と題するレポートを掲載し、ニューカッスル・ユナイテッドのFW武藤嘉紀に、次の移籍期間で新天地を探すべきだと進言している。武藤はニューカッスルと2022年6月まで契約を結んでいるが、ケガの影響もあり今季リーグ戦出場は8試合(先発2試合)にとどまった。

 2018年8月にドイツ・ブンデスリーガのFSVマインツから900万ポンド(約11億円)の移籍金でニューカッスルに加入した武藤だが、今シーズンは臀部のケガにも苦しみプレミアリーグ8試合、207分の出場にとどまり、ゴールとアシストを記録できていない。新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断明けは、マンチェスター・シティ戦での6分間の出場にとどまる。

 ニューカッスルのスティーブ・ブルース監督は21日のブライトン・ホーブ&アルビオン戦(△0-0)後の記者会見で、「武藤は素晴らしいプロフェッショナルでトレーニングもしっかりこなしている。彼との間には何ら問題ない」と話し、来季に向けたプレシーズンマッチでチャンスを与えたいと語っていた。

 ただ地元紙はニューカッスルの2シーズンでまだ1ゴールしか奪えずにいる28歳のアタッカーに厳しい評価をする。

「武藤は今シーズン、ベンチ入りさえできないことも多い。明らかに彼の本来のパフォーマンスとは程遠いのは事実ではあるが、ブルース監督は彼をもっとメンバーに入れるべきだった。

 武藤はプレミアリーグで苦しむものの、ブンデスリーガの3シーズンで見せたような活躍を忘れないことが大切だ。能力はあり十分なチャンスがほしい。今のチームのスタイルであればなおさら難しい。将来を話し合う時が来るはずだが、年齢のピークが来る前に移籍を検討すべきだ」

 ブンデスリーガでは1.FSVマインツ05での3年間で通算66試合に出場し20ゴールを決めている。2018年にロシア・ワールドカップ(W杯)にも選出された日本代表FWは26日(日本時間27日)、ホームでのリバプールFC戦で最終節を迎える。未来を切り開くためにも、ゴールを奪うことができるか――。

関連記事:ポルトが中島翔哉を放出へ。14億5000万円を回収できる?

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads