ビジャレアルが久保建英に続き「欧州規格」へ大型補強を計画
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
久保加入は6日にも発表か――。
RCDマジョルカへのレンタル移籍を終えたレアル・マドリードの日本代表MF久保建英は2020-21シーズン、スペイン1部リーグのビジャレアルCFに改めて1年間の期限付き移籍することで「合意した」と、スペイン主要メディアの『アス』『マルカ』が揃って報じた。6日にも正式発表されるという。
『アス』は5日、2019-20シーズンを5位で終えたビジャレアルが、久保に続いて補強を計画しているとレポートした。来季ヨーロッパリーグ(EL)に参戦するが、欧州のステージでさらに飛躍するための布石を打ちたいということだ。
ビジャレアルが獲得を目指しているのは、バレンシアCFのフランス人MFフランシス・コクランとスペイン代表MFダニエル・パレホだ。
38歳の英雄であるMFブルーノ・ソリアーノが今季限りで引退し、2018年から再復帰していたMFサンティ・カソルラは盟友であるシャビが監督を務めるカタールのアル・サッドに移籍した。
そうしたなか、いずれにせよ中盤の補強が不可欠だったビジャレアルは、ウナイ・エメリ新監督の強い要望で、買取オプションがない条件であっても久保の1年間のレンタル移籍を打診。そして同じバレンシア州にあるライバルから二人の補強を計画しているという。
記事では「バレンシアでの生活を維持したままプレーできるのは選手にとってもメリット」という。あとはバレンシアとの違約金の交渉に懸かってきそうだ。「中盤を再構成するうえで二人が加われば、(新監督の)エメリも喜ぶだろう」と、この新戦力の加入に期待を寄せている。
ビジャレアルはここ5年間、ラ・リーガで5位以上が4回と地力がある(4位:1回、5位:3回、14位:1回)。ELでも躍進を遂げて「欧州規格」のチームへと一皮むけるため、久保がその一員となるのか。さらなる積極的な補強はあるのか。久保の加入決定は6日にも発表されるというが、果たして――。
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[文:サカノワ編集グループ]