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ウニオン・ベルリン首脳が「遠藤渓太は香川真司を想起させる」理由とは?

遠藤渓太。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「日本の人たちと話す時、才能のある若手として必ず名前が挙がっていた」

 ドイツのサッカー専門誌『キッカー』は8月1日、ブンデスリーガ1部のウニオン・ベルリンのマネジング・ダイレクター(MD)を務めるオリバー・ルーナート氏がこれまでの補強の進捗状況を語るレポートを掲載し、その中で日本代表MF遠藤渓太を横浜F・マリノスから期限付き移籍で獲得した経緯や、日本人ウインガーへの期待を語っている。

 ルーナートMDは遠藤について、10年前、ボルシア・ドルトムントに“無名”でやってきてブンデスリーガでスターダムにのしあがっていった香川真司(現レアル・サラゴサ/スペイン2部)を想起させるという。

「日本の人たちと話していて、若いタレントのテーマになると、必ずと言っていいほど『KEITA・ENDO』の名前を耳にしてきました。彼は大きなポテンシャルを秘めていて、私たちを助けてくれるでしょう」

 そう語ったうえでルナートMDは香川の名前を挙げて、「最初はだいたい周りからどういったタレントを買ってもダメだろうと言われるものですが、そこから彼は世界的なスターになりました。(遠藤に)時間を与えなければいけませんが、ケイタは成功できる可能性を持っています。慣れてくれれば、そこから力を発揮してくれるでしょう」と期待を寄せている。

 世界的には有名と言えず、そこまで特別な注目はされていない。だからこそ香川のように大きく躍進する可能性がある――ということだ。

 その香川らを支えてきた完璧なドイツ語を操ることで知られる山守淳平氏が通訳を務めることも決定。“ウニオン・ベルリンの遠藤渓太”が、いよいよドイツでの戦いをスタートさせる。8月1日から事実上契約は履行されているといい、間もなくメディカルチェックなどを経て、正式契約に至り、クラブからも発表がありそうだ。

注目記事:ウニオン・ベルリンのフィッシャー監督が遠藤渓太に言及「全く新しい文化、少し時間が掛かる」

[文:サカノワ編集グループ]

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