レアル・マドリードが久保建英の復帰オプションを設定。ビジャレアルで出場機会が少なければ…

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

『飼い殺し』だけは避けるため、冬の移籍市場まで、出場時間のノルマを定める。

 スペインメディア『デフェンサ・セントラル』は8月12日、ビジャレアルCFへの期限付き移籍が決定した日本代表MF久保建英について、保有権を持つレアル・マドリードが場合によっては、この冬に復帰させることができる契約のオプションを設けていると報じた。

 レアル・マドリードは久保のビジャレアルへの期限付き移籍の契約に、出場時間のノルマを設定。その最少出場時間に到達できない場合、来年1月、マドリードが久保を取り戻せるというのだ。ビジャレアルは250万ユーロ(約3億1000万円)を支払うことになっているが、その場合、レアル・マドリードがその一部を負担(返金)する。

 昨シーズンも、期待の若手の一人である2019年のU-20ワールドカップ(W杯)優勝に導いたU-20ウクライナ代表の守護神でもあったGKアンドリー・ルニン(21歳)を、レアル・マドリードは一度レアル・バリャドリードにレンタル。しかし出場機会を得られなかったため、冬の移籍市場でレアル・オビエドへの期限付き移籍に切り替えている。

 もちろん今回の久保は、ウナイ・エメリ新監督の強い要望がビジャレアル加入の決め手になったと言われる。ただ、記事では、レアル・マドリードは最近の移籍市場での成果が芳しくないだけに、貴重な将来の戦力候補であるレンタル組が『飼い殺し』されないように、動向を常にチェックしているということだ。

 昨季5位で終えたビジャレアルは、新シーズンのヨーロッパリーグ(EL)の出場権も得ている。現時点では開催予定だが、新型コロナウイルスの影響がどのように出るのか、先行きは読めない状況にある。イレギュラーなスケジュールになることだけは間違いなく、そうしたなかでRCDマジョルカでのスペイン挑戦1年目に見せた久保の順応の早さ、対応力の高さも評価されて、今回、ビジャレアル移籍が決まった。

 久保の力は必要とされている。この「復帰オプション」は、基本的には万が一に備えたセーフティネット的な条項と言えそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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