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ウニオン・ベルリン遠藤渓太が負傷交代、アヤックス戦でメキシコ代表DFと競り合い

ウニオン・ベルリンの遠藤渓太がアヤックス戦で負傷交代に…。※YouTubeの「AFC AJAX」チャンネルより

再び太ももの裏を押さえて、「×」サインを送る。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンが、オランダ1部リーグのアヤックス・アムステルダムとの練習試合をアヤックスのホームであるヨハン・クライフ・アレナで行った。このほど横浜F・マリノスからウニオン・ベルリンに加入した遠藤渓太が4-3-3の左ウイングで先発出場したが、41分に太ももを痛めて交代している。

 ウニオン・ベルリンは、前線の3枚とインサイドハーフ2枚が高い位置からプレッシングをかける一方、アンカーが状況に応じて最終ラインに入る変動型のシステムで、強豪アヤックスに対抗。そのなかで遠藤はプレッシングやカウンターから何度かチャンスに持ち込む。また逆サイドをえぐった際には中央に顔を出してフィニッシュに絡もうとした。

 しかし41分、ウニオンの18番がカウンターから左サイドを抜け出すと、アヤックスのメキシコ代表DFエドソン・アルバレスとマッチアップを展開する。遠藤はペナルティエリア内まで持ち込んで切り返そうとしたが、そこでブロックされると、そのままゴールラインの外で太ももを押さえて倒れ込む。チームドクターが駆け寄ったが、遠藤は「×」とサインを出して、プレー続行不能だと伝えた。

 結局、遠藤は41分、マルクス・イングバルトセンと交代に……。遠藤は歩いて引き上げているが、無念そうな表情を浮かべていた。

 試合はウニオン・ベルリンが押し込む展開で、24分にはフリーキックからのヘディングシュートでゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定で認められず。すると27分、アヤックスらしいダイナミックさと緻密な連係から崩され、カレル・エイティングに先制点を決められてしまう。

 前半(1本目)はアヤックスの1-0で終了に。シュート数はウニオン・ベルリンが8本(枠内3本)、アヤックスが2本(枠内1本)と上回ったが、ゴールを割ることはできなかった。

 遠藤は渡独前にも太ももを痛めて、7月26日の北海道コンサドーレ札幌戦(●2-3)は先発したものの17分で途中交代していた。言葉が通じず全く未知なる新たな環境下、知らぬ間にストレスを抱えている分もあり、そういった影響もあったかもしれないが……、まずはしっかりと完治させたい。

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[文:サカノワ編集グループ]

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