香川真司にカタールから「重要」オファー、サラゴサでの「未来はまだ見えていない」

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

練習場で別メニューのトレーニングをスタート。

 スペイン2部リーグ、レアル・サラゴサの日本代表MF香川真司がこのほど、ピッチ上での別メニューのトレーニングを開始した。トップチームはすでに始動していたが、日本でのビザ取得のため練習参加が遅れていた。このあとPCR検査で「陰性」と判明したあと、全体練習に合流する予定だ。

 しかし、香川の動向は今なお流動的であるという。

 スペインメディア『エル・デスマルケ』は9月9日、「カガワが未来を背負いピッチに戻る」と、香川がサラゴサの練習場でトレーニングを再開させたことを報告。「開幕に向けて大半の選手が急ピッチでコンディションを仕上げているなか、香川が第一歩を踏み出した」と伝えている。

 一方、香川の去就動向について「未来が見えていない」としたうえで、「カタールから少なくとも重要なオファーが一件届いている」と報じている。とはいえ香川にとって、スペインは憧れの地である。あくまでも「彼が望んでいるのはスペインでプレーを継続すること」とも触れている。

 香川がサラゴサで戦うのか、それとも――。彼の動向によって、クラブの補強動向も変わってくると改めて強調している。

 昨季サラゴサに加入した香川は、『トランスファーマーケット』によると来年2021年6月まで2年契約を結んでいる。しかし2019-20シーズン、投資をしながらも1部昇格を逃したこと、人件費の上限が定められていること、何より新型コロナウイルスの影響を受けてクラブの台所が火の車になっていること。そういった背景を踏まえ、ケガなどによる離脱も多く、総額44万ユーロ(約5500万円)を受け取る香川は、最も優先順位の高い放出候補の選手になっているという。

 財政状況を踏まえると、サラゴサにとっては違約金(移籍金)をもたらすことも、ある意味“クラブを助ける”ことにつながるという考えだろう。

 ただし、香川も2年で必ず結果を残す、という不退転の決意があってサラゴサに来たに違いない。クラブの評価は低いようだが、サラゴサが2018-19シーズンの15位から昨季3位に飛躍させた一人が香川だった。もう一つ順位を上げるために、何をすべきか。きっと香川は整理できているはずだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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