サラゴサの事情、香川真司のネックは「給与」と別にもう一つ…

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

久保建英所属のビジャレアルから関心という情報は、その後、進展が見られず。

 スペイン2部リーグ、レアル・サラゴサの日本代表MF香川真司がこのほど現地で別メニューでのトレーニングをスタートさせた。日本でのビザ取得のため練習参加が遅れていたということだが、チームは開幕に向けて急ピッチで仕上げの段階に入っている。香川はPCR検査で「陰性」と判明したあと全体練習に合流予定である一方、今後について「未定」とも伝えられる。

 スペインメディア『ヘラルド』は9月9日、サラゴサが香川を放出したがっている要因は、クラブ内で高額だと言われる総額44万ユーロ(約5500万円)と、もう一つあると推察している。

 それがEU外の外国籍選手枠だ。

 スペイン1部リーグのプリメーラは3人まで認められている。しかし、2部リーグのセグンダは2枠しか認められない。

 現在サラゴサは香川と25歳のナイジェリア代表セントラルミッドフィルダーのジェームス・イグベケメが「2枠」を埋めている。一方、クラブは昨季3部(セグンダB)のUDイビザで経験を積んだ22歳のブラジル人左ウイング、ライー・ナシメントを復帰させ、現在サラゴサBチームに登録。同選手の活用、あるいは新たな補強のためにも「1枠」を空けておきたいという考えだという。

 そのため香川が、サラリー面のクラブへの負担も含め、放出筆頭候補にならざるを得ない状況なのだとレポートしている。

 一方、『トランスファーマーケット』によると香川の推定市場価格は240万ユーロ(約3億円)。明らかに相場と比べると現在は“安価”であり、移籍市場では人気を集めている。そこでカタールから“本気”のオファーが届くなど、複数のクラブが手を挙げている。

 新型コロナウイルスによる打撃と投資しながらも1部昇格を逃したことで、クラブは今季200万ユーロ(約2億5000万円)のコストカットを迫られ、人件費の削減は必須だという。一方、スペインでのプレーを夢見てサラゴサでの戦いを選択した香川は、チーム残留を基本線に、移籍する場合にはスペイン国内のみを希望していると言われる。久保建英の所属するビジャレアルCFが獲得を検討か!? という信ぴょう性の低い噂が立ったが、その後進展している様子はない。サラゴサと香川……何かしらの妥協であり、打開策は見出せないものだろうか――。

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[文:サカノワ編集グループ]

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