武藤嘉紀がCFでエイバルデビュー、乾貴士は突破口を切り開く。ビルバオに1-2で敗れる
マインツ時代の武藤嘉紀。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アディショナルタイムを含め約11分間プレー。
[スペイン1部] エイバル 1-2 ビルバオ/2020年9月27日/エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーア
スペイン1部リーグ、SDエイバルはアスレティック・ビルバオに1-2で敗れた。エイバルは1分2敗でまだ勝ち星なし。エイバルの日本代表MF乾貴士は先発出場を果たし、同点ゴールにつながるコーナーキックをもたらす起点となるプレーなどで貢献。3試合連続でベンチ入りした武藤嘉紀は1-2とリードされた直後の90分に投入されて、センターフォワードとしてアディショナルタイムまで約11分間プレーした。
ホームのエイバルが試合の主導権を握るなか、40分、逆にビルオバオの完璧なカウンターから崩されて、ウナイ・ロペスにゴールを決められてしまう。
後半もホームチームがボールを持つ時間を作る。しかし、なかなか相手ゴールをこじ開けることができない。
その突破口を切り開いたのが乾だった。
左サイドを颯爽と持ち上がって、その横を駆け上がったケビン・ロドリゲスのクロスを引き出し、コーナーキックを獲得する。
そのコーナーキックから、エースのキケ・ガルシアが決めて、1-1に追い付いてみせた。
その後、70分、ビルバオが逆転のゴールを決めた……。かと思われたが、微妙な判定ではあったものの、オフサイドの判定でゴール取り消しに。
命拾いをしたエイバルだが、試合終盤は相手のパワーに押し込まれる時間が続く。すると乾が退いたあとの89分、右サイドを崩されて、ウナイ・ロペスに2点目を決められてしまう。
その直後、キケ・ガルシアと代わって武藤がピッチに立ち、エイバルでのデビューを果たす。そこからアディショナルタイムを含め約11分間プレー。相手との空中戦の競り合いに勝ったかと思われたが、肘を出したとしてファウルを取られた。期待されたシュートに持ち込むシーンは作り出せなかった。
乾は3試合連続の先発で、15分にはピンポイントクロスで決定機も作り出すなど何度か見せ場を作ったが、84分に交代している。武藤は開幕から3試合目にして新天地デビューを果たしたものの、同点ゴールを決めることはできなかった。
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[文:サカノワ編集グループ]