香川真司はサラゴサで個人練習を継続。エスパニョールなど関心も、オファーはログローニョのみ
香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
クラブ施設でトレーニングしながら“吉報”を待つ。
スペインメディア『エラルド』は10月8日、「香川真司の長く待たれる時間」と題したレポートを掲載し、MF香川が10月2日に契約解除となったあともサラゴサに残り、レアル・サラゴサのトレーニング施設を活用して個人練習をしながら、新天地を探していると伝えた。
記事によると、クラブの好意で施設や器具を使えているということで、「カガワ・シンジはもはやレアル・サラゴサの選手ではないものの、チームメイトとして新たな運命を模索していた数日前までと、あまり大差ない日々を過ごしている」と報じている。
立場上はフリートランスファーになった31歳の元日本代表MFは、10月5日の欧州主要リーグの移籍市場が閉まったあとも、どのクラブとも自由に契約を結べる立場になっている。また、サラゴサが約40万ユーロ(約5000万円)や約60万ユーロ(約7500万円)と言われる2021年6月まで予定されていた年俸を保証する条項も認められた。ある意味、香川のチームの選択肢は広がったとも言える。もちろん、それ以上の額のオファーを受けることもあり得る。
しかし記事によると、サラゴサに在籍していた間、香川が希望するスペイン国内では、いずれも2部リーグであるRCDエスパニョール、ラージョ・バジェカーノ、CEサバデルが獲得を検討していると言われてきたが、オファーには至らなかった。唯一、今季2部昇格組のUDログローニョから正式オファーが届いたが条件が折り合わず、香川サイドは拒否している。
またサバデルのフロントは香川をリストアップしていることを認めているが、年俸は10万ユーロ(約1200万円)までしか出せないと言う。今回の記事でも、その加入の可能性について、「ますます冷え込んできている」と、やや熱が冷めてきているようだと見ている。
ちなみにルベン・バラハ監督の就任したサラゴサは、リーグ戦2引き分けの暫定18位、プレシーズンマッチを含めると2部リーグ以上の相手に4試合一度も勝てずにいる。再加入――という線はさすがにないだろうか!?
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[文:サカノワ編集グループ]