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デュッセルドルフが香川真司をリストアップ。しかしオファーを断念した背景とは?

香川真司。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

PAOK、ハンブルクのオファーを拒否。あくまでもスペインでのプレーにこだわり。

 スペイン2部のレアル・サラゴサを退団してフリートランスファーになっている2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)日本代表MF香川真司を、ドイツ・ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフがリストアップしていたことが分かった。

 ドイツメディア『ビルド』などが報じたもの。デュッセルドルフは当初、左ヒザの重傷を負ったものの貴重な戦力であった27歳の元U-21オーストリア代表MFケヴィン・シュテーガーと契約更新に向けて交渉してきた。しかし最終的に、1.FSVマインツ05に奪われてしまった。

 そのためフリートランスファーの中から新たな選手の獲得を検討、香川もリストアップされていた。

 しかしクラブのマネジャーを務めるクラウス・アロフス氏は、オファーを出さない決断をしたということだ。

「例えばシンジ・カガワを挙げて考えてみました。その能力はすでにブンデスリーガで実証されていて、疑いの余地はありません。しかし、彼は本当にブンデスリーガ2部に見合ったタレントでしょうか? (チーム全体の)パッケージとして理に適っていますか? 答えは『ノー』でした」

 そのようにクラウス氏は、逆にドイツでの実績が申し分ないがため、チーム内の戦力バランスを考えると、迎え入れるのは難しいという判断を下したそうだ。

 また、スペインメディア『エル・デスマルケ』によると、ギリシャ1部の名門PAOKテッサロニキ、さらにブンデス2部のハンブルガーSVからのオファーを、香川サイドは拒否したという。31歳のMFはあくまでもスペインでのプレーに固執しているということだ。

 スペイン国内では、2部のCEサバデル、ラージョ・バジェカーノ、1部のカディスCFなどが香川の獲得を検討していると言われてきた。しかし、これまでのところ正式オファーには至っていない模様だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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