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激闘ダービーで久保建英がプロ初のレッドカード、パレホの決勝点をお膳立てしたが…

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ビジャレアル2-1勝利。昨季までバレンシアに在籍したMFが決勝弾!

[スペイン1部 6節] ビジャレアル 2–1 バレンシア/2020年10月18日/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ

 スペイン1部リーグ6節の「バレンシアダービー」、ビジャレアルCFが2-1でバレンシアCFに勝利を収めた。ビジャレアルの久保建英は64分から途中出場し、ヒールパスからダニエル・パレホにつなぎ、古巣相手の決勝点をお膳立てした。しかしアディショナルタイムににこの日二度目の警告を受け、Jリーグ時代を含めてプロ初のレッドカードで退場処分になった。

 無観客によるダービーマッチは、ビジャレアルが立ち上がりからアグレッシブにプレスをかけて試合を動かしていく。すると早々の6分にPKを得て、これをパコ・アルカセルが決めて幸先よく先制する。

 しかしバレンシアも負けていない。37分、コーナーキックからカットインしたゴンサロ・ゲデスがミドルをねじ込み1-1となる。

 ホームのビジャレアルは64分、ケガから復帰したフランシス・コクラン、そして久保を同時に投入。すると、この交代策が奏功する。

 69分、右MFの久保が左サイドに流れてパスを受ける。その後方に流したパスを、パレホが豪快にクロスバーに当てながらゴールネットを揺らす。喜びは控え目だったが価値ある一撃で、ビジャレアルが2-1とリードを広げた。

 72分、競り合いの際に振り上げた足が相手の頭部に当たり、久保が1枚目のイエローカードをもらう。さらに90+2分、スライディングにいったあと残った左足が相手の太ももに当たる。相手が大声を出したのもあったが、このプレーで久保は2度目の警告を受け、レッドカードで退場処分となった。

 久々に得意とする右MFでの出場機会を得て決勝点にも絡んだが……。もう一つ見せ場を作りたかっただけに、厳しくも辛い退場処分を受けてしまった。次節は出場停止になる。

 バレンシアのイ・ガンインはベンチ入りしたものの出場しなかった。

 ビジャレアルは2-1で勝利を収め、3勝2分1敗の勝点11と伸ばし上位争いに食い込んでいる。

注目記事:エメリ監督が久保建英について1分半熱弁「今季キープレーヤーの一人」「目指したところに必ず到達できるメンタリティを持つ」

[文:サカノワ編集グループ]

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