リバプール南野拓実が新年へ決意。初体験の大連戦は「率直にとても楽しみ」
南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
クラブ公式サイトのインタビューに登場。「僕のような選手がチームのためにハードワークする必要がある」
[プレミアリーグ] ニューカッスル 0-0 リバプール/2020年12月30日(日本時間31日)/セント・ジェームズ・パーク
イングランド・プレミアリーグ、リバプールFCはニューカッスル・ユナイテッドとスコアレスで引き分け、リーグ2戦連続ドローに終わった。リバプールの日本代表FW南野拓実はベンチ入りしたものの出場機会を得られなかった。
南野はこのほどクラブ公式サイトのインタビューに登場。そこで欧州主要リーグの中でも特有と言えるプレミアリーグの年末年始のハードスケジュールに向けて、むしろ「率直にとても楽しみ」と意気込みを示した。
25歳の日本代表FWは12月19日に行われたプレミアリーグ14節、クリスタル・パレスFC戦(〇7-0)で前半3分に待望となるリーグ戦初ゴールを決めるなど、リバプール加入から1年が経ちレッズのプレースタイルにフィットし始めた印象を受ける。年末年始の過密日程を経験するのは初めてだが、南野は次のように話す。
「率直にとても楽しみ。週に2試合あるので出番も増えると思うし、そういった意味では嬉しいです。今のチームはケガ人が多く出ていて苦しんでいるぶん、僕のような選手がチームのためにハードワークをする必要があります。良い準備をして、もしもチャンスが巡ってきた時には結果で応えたいです」
さらにレッズの18番は新型コロナウイルスの感染拡大によりイギリスがロックダウンに入るなど厳しい制限があったなか、ユルゲン・クロップ監督やスタッフから多くのサポートがあったと感謝する。
「監督やスタッフを含めてのたくさんの方が僕をサポートしてくれました。それによってなんとかロックダウン中でも生活を送れました。厳しい時期でしたが、多くの人々が僕を支えてくれました。そういった面でも、リバプールは素晴らしいチームだと感じています」
そして最後に南野は残りのシーズンに向けて自身とチームの抱負をこのように語った。
「現状首位に立てていることは良いことだと思います。ですが油断しないように、シーズンが終わった時にトップでいられるように集中する必要があります。個人としては出番があった時には120パーセントの力を出してベストを尽くしたいです。チームとしてはできるだけ多くのタイトルを獲得できればと思います」
チームのタイトル獲得、そしてベストを尽くしてチームに貢献したいという気持ちの強さが現れているようだ。
南野は今シーズンここまで公式戦15試合(676分)に出場し、 4得点・1アシストを記録。今シーズン好調だったポルトガル代表FWディオゴ・ジョタがヒザのケガによる2か月の戦線離脱により、南野への期待値は膨らむ。この期待を裏切らないためにも、リーグ戦初ゴールを決めた勢いを2021年につなげたい。
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[文:サカノワ編集グループ]