中島翔哉はUAE移籍へ現地入りか。ポルトのセルジオ・コンセイソン監督が言及
中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アル・アインで塩谷司とチームメイトに。
ポルトガルメディア『ア・ボラ』は1月14日、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインFCへの期限付き移籍が噂されるFCポルトのMF中島翔哉について、すでに中東へ向かったと報じた。
また、ポルト対SLベンフィカの試合を控えた記者会見で、ポルトのセルジオ・コンセイソン監督が、この件について一言だけ触れた。メディアからの「ナカジマはUAEに移籍するから、この試合前の練習にも参加しなかったのか」という質問に対し、指揮官は「この試合の選択肢には入っていなかっただけです」と答えている。なお試合は1-1で引き分けて、ポルトの2位浮上はならなかった(両チーム勝点32で並び、首位スポルティング・リスボンとは4ポイント差)。
中島に対するUAEからのオファーは、今シーズン末までの期限付き移籍。加えて4000万ユーロ(約51億円)の買い取りオプション(コールオプション)が付くという。アル・アインには日本代表でもチームメイトだった塩谷司が所属している。
一時は中島サイドがこれを拒否して、ヨーロッパ内への移籍を探るとも報じられていた。しかし、この好条件を受け入れ、受難続きだったポルトから去ることになりそうだ。
ただ中島の仲介人は『ア・ボラ』の取材に対し、「FCポルトとともにしっかり解決しました。FCポルトはナカジマに多くの投資をしましたが、アル・アインのプロジェクトを信じていて、ローンを受け入れることになりました。この(レンタル期間の)半年間を充実させて、FCポルトに戻ってくることが目標です」と、あくまでも“レンタル”であることを強調している。
中島は2020-2021シーズン、ポルトガル1部4試合・1アシスト、欧州UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ(GS)4試合に出場。昨年12月5日のCDトンデラ戦(〇4-3)に途中出場したあと、ピッチに立っていない。日本代表通算は19試合・5得点。
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[文:サカノワ編集グループ]