絶不調のリバプール、『南野拓実抜擢』をクロップに提案
南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
4位まで順位を下げる。コンディションの良い日本代表アタッカーの「現状は説明しがたい」と、地元メディアが現状打破のキーマンに挙げる。
イギリスメディア『リバプールエコー』はこのほど、イングランド・プレミアリーグに所属するリバプールFCの日本代表FW南野拓実について、「ミナミノが出番を得られていない現状は説明しがたい」と題したレポートを掲載した。リーグ3試合連続ノーゴールが続く現状打破に、南野の起用を提案している。
レッズの18番は昨年12月19日に行われた14節のクリスタル・パレスFC戦(〇7-0)、4-3-3の左ウイングでスタメン出場し、前半3分にリーグ戦自身初ゴールとなる先制点を決めた。しかしその後、南野はリーグ戦4試合出番がなく、その間、チームは2分2敗で、順位を1位から4位まで落としている。
記事では南野は起用されていないものの11月中旬以降の全試合でメンバー入りしていて、ケガをしているわけでもなくフィットネス自体に問題はないとしている。それでもリーグ戦の通算出場時間は280分と限られ、スタメンはわずか2試合と少なく、今こそ活用すべきだと訴える。
またFAカップ3回戦のアストン・ヴィラ戦(〇4-1)での南野は確かに低調な出来だったが、他にもパフォーマンスの悪い選手は複数いたとも擁護する。さらに初ゴールを挙げたクリスタルパレス戦以外でも途中出場から良いプレーは見せていただけに、これだけチームが得点できず苦悩するなか、ユルゲン・クロップ監督が南野を使わないのは大きな疑問だと首をかしげる。
1月24日のFAカップ4回戦マンチェスター・ユナイテッドFC戦(日本時間25日1:30)では、南野のターンオーバーでの出番が見込まれる。しかしブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの状態が上がらないなか、1月21日にホームで行われるリーグ戦、バーンリーFC戦(日本時間22日5:00)での南野抜擢を、クロップ監督は真剣に検討すべきだとも提案している。
リバプールはプレミアリーグ9勝7分2敗(37得点・21失点)の勝点34で暫定4位。首位のマンチェスター・ユナイテッドとは6ポイント差に開いた。リーグ連覇のためには、これ以上、差が開くことは許されない。南野が起爆剤となれるか――。
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[文:サカノワ編集グループ]