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あと数日!大迫勇也、移籍話の進展は?ブレーメンSD「昨年の夏と似た状況で…」

ブレーメンの大迫勇也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

一時は「日本復帰説」が流れたが――。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部、ヴェルダー・ブレーメンのフランク・バウマン・スポーツダイレクター(SD)が1月28日、週末のシャルケ04戦に向けたフロリアン・コーフェルト監督の公式記者会見に同席し、現地2月1日で閉まる冬の移籍マーケットの状況について語った。

 強化の責任を担うバウマンSDは、ブレーメンの選手に対していくつかの関心が寄せられていることを認めた。しかし、具体的なオファーには進展していない状況であると語った。

「状況的には昨年の夏に似ています。もしも興味深く、そしてクラブの利益につながる申し入れが来れば、すぐに検討する用意ができています。常に問い合わせは来ているものの、しかし先週まで具体的なオファーは届いていません」

 前回の移籍マーケットでは、24歳のコソボ代表MFミロト・ラシカのバイエル・レバークーゼンへの完全移籍がまとまりかけたが、最終段階で決裂した。またブレイクを遂げた20歳のアメリカ代表FWジョシュ・サージェントにもセリエAのFCユベントスなどが関心を示したものの、オファーには至らなかった。

 そしておそらくは移籍期間になると必ず話題に上がる日本代表FW大迫勇也のことも含まれるだろう。

 2022年6月までブレーメンと契約を結ぶ30歳の大迫は、今季これまでブンデスリーガ13試合に出場しているもののまだゴールを奪えずにいる。一時期はトップ下のレギュラーとして出場を続けたが、再び控えに回っている。とはいえ、チームのために戦えて、昨季の1部残留に導いた底力をも持つFWの力を、コーフェルト監督は高く買っている。

 そうしたなかでブレーメンの情報を専門に扱うドイツの地元メディア『ダイヒ・ストゥーベ』は昨年12月30日の時点で、「移籍に向けた関心、日本から。大迫勇也が今冬、母国に戻る?」と題したレポートを掲載した。財政難と新型コロナウイルスの打撃を受け、資金確保のためにも、ブレーメンは主力選手の売却が必要であるとして、大迫について「この日本人選手は冬にも母国に戻るかもしれない」と、Jリーグのクラブから関心が寄せられていると報じていた。

 ただし移籍金はおそらくは200万ユーロ(約2億5000万円)あたり。J1クラブであれば、かなり高額である。

 大迫の古巣である鹿島は、中国から触手を伸ばされた昨季J1得点ランク2位のエヴェラウドが残留し、サイドアタッカーのアルトゥール・カイキも獲得するなど前線の戦力が充実。海外挑戦後も強化部と選手の絆が深く、“関心”は示しているはずだが、そう考えると、今このタイミングでの復帰の可能性は低いかもしれない。

 あるいはドイツや日本国内外で、別の選択肢もあるのだろうか? ドイツの冬の移籍市場は2月1日までだ。

注目記事:【鹿島】内田篤人が大迫勇也を斬る「フンテラールのように日本でボールを収められるのは――」

[文:サカノワ編集グループ]

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