【選手採点│C大阪×横浜FM】新戦術はいける――チームに確信をもたらした山中に最高点
【マン・オブ・ザ・マッチ=MOM】山中亮輔(横浜FM)
突破口を切り開いた福満、最後に結果を残した柿谷にチーム最高点。
【MATCH REPORT】「独特の戦い方をしてきてやりにくかった」とC大阪のユン・ジョンファ監督も困惑したが、横浜FMはマンチェスター・シティとほぼ同じスタイルにトライし、しっかりハマってゴールも生まれた。相手に対して優位に立つプレーを選択していくポジショナルプレーを採り入れ、状況に応じて2バックにもなり、17分、SBの山中がゴール前に飛び出し鋭い左足のミドルを突き刺した。
一方、C大阪も逆に空いたスペースをカウンターで突いて決定機を作り出していたが、6分の福満のクロスに柿谷が合わせたシーンは厳しすぎる判定でオフサイドに。先制点を与えたあとも攻め続けて、試合終了間際の86分、中澤のクリアミスを見逃さずボールを拾った柿谷がゴールをこじ開け、辛うじて1-1に追い付いた。
□セレッソ大阪
【選手採点】
先発
GK
21 キム・ジンヒョン 3
DF
2 松田 陸 3
14 丸橋祐介 3
15 木本恭生 3(76分▼)
22 マテイ・ヨニッチ 2
MF
6 山口 蛍 3
7 水沼宏太 3(76分▼)
17 福満隆貴 4(89分▼)
24 山村和也 2
8 柿谷曜一朗 4
FW
9 杉本健勇 3
交代出場
MF
11 ソウザ ―(76分△)
FW
13 高木俊幸 ―(76分△)
FW
18 ヤン・ドンヒョン ―(89分△)
SUB
GK
27 丹野研太
DF
23 山下達也
5 田中裕介
MF
32 田中亜土夢
【採点理由】福満は柿谷への幻のオフサイドを含め、チームの突破口を切り開いていた点をプラスに捉えた。最後にしっかり「得点=結果」を残した柿谷もさすがだった。山村とヨニッチは、ゴール奪取に向かう最初の反応が遅れて(躊躇した)失点も招いた。C大阪の堅守は申し分ないが、やはりラインを下げすぎてしまうと、ミドルに脆いことを露呈。対戦相手による微妙なラインコントロールの調整も模索したい。