日本とタイをつなぐ架け橋、数々の記憶に残るプレー。ティーラトンが横浜FMからブリーラムに完全移籍「とてもとても悩みました」
ティーラトン。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
左SBとして2019年のリーグ制覇に貢献。次はACLで再会だ。
J1リーグの横浜F・マリノスは12月16日、タイ代表DFティーラトン(THEERATHON Bunmathan) がタイ1部のブリーラム・ユナイテッドFCに完全移籍することが決定したと発表した。
ティーラトンは次のようにファンとサポーターへ感謝を伝えている。
「とてもとても、悩みました。
決断をした今、もう横浜F・マリノスのユニフォームを着て試合をすることがないのかと思うと本当に寂しい気持ちになります。
2019年にF・マリノスに加入してから、毎日が挑戦で、いっぱい悔しい思いもしましたが、リーグ優勝などの嬉しい思い出も含め、どれも僕にとって計り知れない経験と宝物になりました。
Jリーグでプレーすることを夢見て、努力した結果、F・マリノスでプレーできて本当に良かったです。
横浜F・マリノスに関わる全ての人たち、マリノスファミリーに感謝しています。
タイに戻っても、まだまだ頑張ります。
これからも応援してくれたら嬉しいです。
コープクン・マッマーカップ(本当にありがとうござました)。
ブンちゃんより」
ティーラトンは1990年2月6日生まれ、タイ出身、31歳。171センチ・62キロ。2018年、ムアントン・ユナイテッドFCからヴィッセル神戸に加入。2019年、横浜FMに移籍し、シーズン途中から左サイドバックの主力の座を掴み、アンジェ・ポステコグルー前監督(現・セルティックFC)のもとリーグ制覇に大きく貢献した。
2021シーズンはJ1リーグ27試合出場。J1通算106試合・3ゴール。
北海道コンサドーレ札幌のチャナティップとともに、日本とタイをつなぐ架け橋となり、タイトル獲得にも貢献。その謙虚で前向きなキャラクターで多くのサポーターから愛され、何よりハーフスペースを攻略する(と見せかけて大外も活用するなど)記憶に残る数々のプレーを見せてきた。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)での再会が楽しみだ。
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[文:サカノワ編集グループ]