【ドイツ誌】宇佐美の契約延長「現状ではあり得ない」

ドュッセルドルフの宇佐美貴史。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「点滅する時は限られ、再びフェードアウトしている…」

 フォルトゥナ・デュッセルドルフのFW宇佐美貴史が、厳しい状況に置かれている。現在FCアウクスブルクからのレンタル移籍中だが、専門誌『キッカー』は「このままでは、来季もフォルトゥナでプレーすることはあり得そうにない」と報じている。一方、その能力の高さは誰もが認めるところで、昨季終盤のようなパフォーマンスを取り戻すことへの期待も記されている。

 宇佐美は今季リーグ戦、これまで17試合1得点3アシストを記録。ゴールは昨年11月10日の11節ヘルタ・ベルリン戦(ホーム、〇4-1)以来ない。また、日本代表の3月シリーズに参加してチームを離れたことや時差も少なからず影響しているとはいえ、最近3試合は「メンバー外」「途中出場による12分出場」「ベンチ」とチャンスを得られずにいる。

『キッカー』web版は4月3日、「点滅する機会は限られる。宇佐美は再びフェードアウトしようとしている……」と題したレポートを掲載。「フリートヘルム・フンケル監督は、宇佐美が練習で見せる抜群のシュートセンスを称賛し、その才能を疑ったことはない」「26歳のアタッカーは本当に小さな役割しか演じられていない。昨季終盤、原口元気が加わったあとに力強い活力溢れるプレーを見せていたのだが」。しかし――「彼は再びフェードアウトしている」と伝えている。

 つまり、宇佐美は好不調の差が激しく、昨季終盤のような輝きを取り戻すことが、まず求められているという。現時点では、「このままでは契約延長はあり得ない」と断言。「2018年前半(2017-18シーズン終盤)に見せた力強さを取り戻した時のみ、デュセルドルフは新たな契約を検討するであろう。現段階でそれは見えていない」と締めくくっている。

 宇佐美は2017-18シーズン序盤にレンタルでドュッセルドルフに加入。28試合8ゴールを記録して、1部復帰に大きく貢献した。2018-19シーズンは、ロシア・ワールドカップに参戦していたこともあり、スタートに出遅れた。その後、一旦コンスタントに出場機会を得たものの、結果を残せず。年明けはベンチ外も増え、そのなかで日本代表の3月シリーズに帯同。ただ、代表でもパッとした成績を残せず、なかなか悪い流れから脱せずにいる。

 27節終了時で、デュセルドルフは11位、一方、宇佐美の所属元であるアウクスブルクは残留圏の15位に位置する。宇佐美はアウクスブルクと2020年6月まで契約を結んでおり、この夏のオフのマーケットでは、動向が注目される一人になってきそうだ。

文:サカノワ編集グループ

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