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新天地を探る本田圭佑が語った「目標」と「夢」の関係

日本代表での本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ACLの韓国遠征は帯同せず、12日のプレーオフ・シドニーFC戦に備える。

 メルボルン・ビクトリーのMF本田圭佑ら主力10選手は5月8日に行われる、すでにグループステージ敗退が決定しているアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のアウェー大邱FC戦には帯同せず、オーストラリアに残り12日のAリーグプレーオフ準決勝シドニーFC戦に備えることになった。

 また、『FOX』のインタビューで、新シーズンの進退について「どこでプレーするかは決めていない。ここに1年の滞在になることはあらかじめ知っていたが、残念に思わないでほしい」と、メルボルンとは1年契約であったことを明かした本田だが、6日に自身のSNSのツイッター(アカウントは @kskgroup2017 )を更新し、次のようにつぶやいた。

「目標設定は人の成果に想像以上に影響をもたらす。

 そこで大事なのが目標設定の前に夢(目的)を見つけること。

 どちらも簡単ではないけど、自分で考えることから始まる。」

  一つの目標を達成するためには、周りをも巻き込むもの。協力が不可欠でもあるという意味でもあるか。

 それだけに、その先のビジョンであり夢(目的)が、魅力的であるかどうが大切でもある。そんな意味を受け止めることができる。

 昨年のロシア・ワールドカップを終えたあと、CFパチューカからメルボルンに移籍した本田は、日本代表から一旦退くとともに、2020年の東京五輪へのオーバーエイジでの出場を目標にすると公言した。

 そのAリーグでは、ケガによる負傷離脱期間があったものの、18試合7得点5アシスト(プレーオフ1試合1アシスト)を記録。改めて「ケイスケ・ホンダ」の存在を示すことはできた。しかしサンフレッチェ広島と同組のACLでは3試合1ゴールの成績を収めたが、1勝も上げられず(1分3敗)早々にグループステージ敗退が決定してしまった。

 本田は東京五輪出場の「夢」に向けて、これから「目標」を打ち立てようとしているのか。あるいは、その東京五輪は「目標」であり、その先の「夢」までも描いているということだろうか。もしくは、その両方を意味するのか。

 いずれにせよ、確かに本田の言う通り、大小さまざまなあらゆる「目標」を叶えるため、手をさしのべてくれる存在がいることは大きい。そういった周囲への影響を考え、本田がどのような「目標」と「夢」に向かって行くのか――。まずはメルボルンとの契約満了後、どのような「決断」を下すのか、去就が注目される。 

文:サカノワ編集グループ

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