【浦和】ケニア出身の豪州代表DFデンの獲得を発表。U-23アジア選手権でスカウトか
浦和への加入が決定したトーマス・デン。※浦和レッズの公式サイトより
メルボルン・ビクトリーで育てられた22歳「日本の最高のクラブに入れて幸せ」。
浦和レッズは1月28日、オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーからDFトーマス・デンを完全移籍で獲得したと発表した。
デンは1997年3月20日生まれ、22歳。ケニア出身。182センチ・73キロ。2015年にメルボルン・ビクトリーの下部組織に加わり、PSVⅡ、メルボルン・ビクトリーのトップチームでプレーしてきた。
Aリーグ通算71試合・2得点、今季6試合・0得点。オーストラリア代表1試合・0得点。
デンは次のように浦和のファンとサポーターに向けてコメントしている。
「浦和レッズのファン・サポーターの皆さま、こんにちは。浦和レッズの一員になれてとても興奮しています。急な移籍でしたが、この場にいられて幸せです。
選手やスタッフとのトレーニングも、そしてJリーグで最高のサポーターである皆さんの前でプレーする日が待ち遠しいです。
日本で最高のクラブに入れて光栄です。またすぐにお会いしましょう」
シドニーの地元紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』によると、デンはタイで開催されたU-23アジア選手権にU-23オーストラリア代表として参戦。そのプレーに浦和のスカウトが着目し、エージェント(仲介人)を通じた交渉がスタート。この日の契約に至ったという。
メルボルン・ビクトリーの公式サイトでは、デンは退団に際して次のようにコメントしている。
「メルボルン・ビクトリーは私に多くのことを与えてくれました。難しい決断ではありましたが、このプロのキャリアのなかで、J1リーグでプレーする機会を逃したくありませんでした」
一方、クラブの強化を司るフットボールオペーションマネジャーのポール・トリンボリ氏は、次のように語っている。
「さまざまな検討をした結果、トミーのキャリアにとって素晴らしい機会であると理解しました。彼がピッチの内外で成長する姿を見てきました。移籍ウインドーが数日しか残っていないため、彼に代わる選手を獲得できるように一生懸命取り組みます」
メルボルン・ビクトリーは今日鹿島アントラーズとアジアチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフで対戦する。
※身長などプロフィール、名前の表記は、浦和レッズの公式発表と合わせました。
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[文:サカノワ編集グループ]