【直撃!】「日本はパラダイス」とG大阪のクルピ新監督。「良い仕事ができると確信している」

2013年以来5年ぶりにJリーグで指揮を執る、G大阪のクルピ新監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

本人も驚いた”絶妙なタイミング”でのオファー。関西空港で言った冗談がまさか現実になるとは…。

 2018シーズンのJリーグキックオフカンファレンスで、今季、ガンバ大阪の指揮官に就任したレヴィー・クルピ監督を直撃した。2013シーズン以来5年ぶりに過ごす日本の感想、これまでのチーム作り、そして今季の抱負などを語ってもらった。

「良い仕事が必ずできると確信している」

 64歳になるブラジル人監督は柔和な笑みを浮かべながら、そう力強く語った。

――◇――◇――◇――

――久々の日本、いかがですか?

「パラダイスに帰ってきたようですね(笑)」

――パラダイスですか!?

「日本はブラジルと比べると、サッカーの面のみならず、特に政治や治安の面では本当にパラダイスだと思っています。再び戻って来られて幸せに感じています」

――2013シーズンを最後にセレッソ大阪の監督を辞められた際、再び日本で仕事をすると思っていました?

「もちろん先のことは誰にも分からないことだが、可能性はあると思っていました。とはいえオファーが届いたのはサプライズでした。同時にとても嬉しかったです」

――オファーを受けるのに、迷いはありませんでした?

「はい、ありませんでした。サントスでの仕事をちょうど終えたばかりで(2017 年10月28日に退団)、家でゆっくり過ごしていたときでした。あのとき、あのタイミングで、G大阪から話をいただいた。それが、本当に絶妙と言えるタイミングでした。だからこそ即決できました」

――とはいえC大阪を率いていたクルピ監督にとって、同じ大阪のライバルチームに行くことに躊躇いは?

「C大阪を退団して関西空港からブラジルへ向かうとき、冗談で『今度戻ってくるときはガンバ大阪の監督として』と最後に言ったのですが、まさか現実になるとは思ってもみませんでした(笑)。これが運命なのでしょう。サッカーの世界で、監督、選手、誰がどこに行くかは本当に分からないことですね」

――Jリーグ開幕が迫っています(初陣は2月24日、ホームでの名古屋戦)。チーム作りは順調ですか?

「まだ、まだ。もっとチームも、選手も成長していけます」

――ルーキーやプロ入り間もない若手選手に加え、ユースでも岩本翔選手など有望な選手が数多くいます。そういった選手の思い切った起用もありえますか?

「今はしっかり練習を見て、選手を見極めているところです。17歳でも、37歳でも、年齢は関係ありません。しっかりトレーニングを積んできた選手を起用するだけです」

――昨季のG大阪は13試合連続で勝ち星がないままシーズンを終え、リーグ戦も10位に低迷しました。今季、どのようなシーズンにしたいですか。

「今はなんとも言えません。そこがサッカーの面白いところでもあります。ただ、良い仕事が必ずできると、そこは確信しています。いったい何が起こるかは、分かりません」

――先が分からない。そこがサッカーの面白いところでもありますね。

「本当にそうです。皆さんにできるだけたくさんの歓喜をもたらし、いいシーズンだったと思ってもらえるように全力を尽くします」

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Ads

Ads