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【移籍】三笘薫や久保建英に影響。ドルトムントがサンチョ完全移籍を希望、マンチェスター・ユナイテッドはテン・ハフ監督の動向によっては…

三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「実現はまだ難しい」

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントに期限付き移籍中のイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)だが、この4か月弱で3得点・2アシストを記録し、チームはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝に進出。ドルトムントは今夏、完全移籍での再獲得を目指している。

 遅刻癖など規律違反が目立ち、エリック・テン・ハフ監督から練習への参加禁止が言い渡され、この冬にドルトムントへレンタルで復帰。するとCL準々決勝のPSVアイントホーフェン戦でのゴール、直近のRBライプツィヒ戦でも1-4で敗れたものの得点を決めるなど、これまで3得点・2アシストと活躍。高度なテクニックと緩急で1対1を制していき、24歳のウインガーは改めて違いを見せ付けている。

 エックス(旧ツイッター)のフォロワー数2034万人を超える、移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ(@FabrizioRomano)氏は4月28日、ドルトムントがこのままサンチョを買い戻すことを希望しているとレポートした。が、そもそもマンチェスター・Uが一旦ドルトムントから8500万ユーロ(約141億円)と高額で獲得しているだけに、「実現はまだ難しい」と見ている。

 何よりサンチョ自身は、ドルトムントでの充実した日々と熱狂的なサポーターの支えに感謝しつつも、再びユナイテッドのユニフォームを着てプレーしたいと考えていると言われる。そのため、この夏、テン・ハフ監督が退任することになれば、赤い悪魔への帰還は現実味を増すと見られる。果たして、クラブ首脳、そしてチームメイトがどのように思うのかも気になるところではある。

 左ウイングを主戦場するアタッカーが、2024-25シーズン、果たしてどのユニフォームを着てプレーするのか? 

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 その動向によって、すでに複数のビッグクラブから関心を示されている同ポジションであるブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属する日本代表の三笘薫の行方にも影響が出てきそうだ。現地メディアによると、ユナイテッドは三笘、さらにレアル・ソシエダの久保建英にも注目していると噂されてきたが……。サンチョの決断が、日本代表勢も含めたウインガーのマーケットに大変動を起こすか!?

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