久保建英とポジション被る!? レアル・マドリードに敗戦も、ソシエダ監督がゲデスを評価「彼は右サイドが好き。主役だった」
久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
久保にはチームを救っていく、今こそ突き抜けるようなプレーが求められる。
[ラ・リーガ 4節]R・ソシエダ 1–2 R・マドリード/2025年9月13日/レアレ・アレーナ
スペイン1部がレアル・マドリードが前半のうちにDOGSODにより一発レッドカードで退場者を出しながらもレアル・ソシエダに2-1で勝利を収めた。シャビ・アロンソ新体制、課題を克服しながら開幕から4連勝に。一方、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の久保建英(Takefusa KUBO)が途中出場したソシエダだが、いまだ2分2敗と未勝利だ。
レアル・ソシエダのセルヒオ・フランシスコ監督は試合後の記者会見で、「相手に退場者が出たあと1点追加されたことには腹を立てました。ただハーフタイム、2点差でも1点を取れば追いつけると言って送り出しました。運が足りなかったと思います。言い訳ではなく、得点するのに必要な運が足りませんでした」と振り返った。
新戦力であるカルロス・ソレールがデビューし、ゴンサロ・ゲデスで先発した。
「カルロスはまだ体力が十分でないが、ボールを奪ったあとに間を作り、短時間で彼が素晴らしい選手であり、次のプレーを正しく選択する決断力を持っていることを証明してくれました」と評価した。
一方、ルカ・スチッチが試合当日朝まで出場を目指していたものの、ケガにより間に合わなかったという。ブライス・メンデスとともに欠く状況となっている。
そうしたなかゴンサロ・ゲデスが4-2-3-1の右MFで先発し、久保と交代するまでプレーした。
指揮官は「彼の試合だった」と評価している。
「サイドで深みを与えてくれます。右サイドでプレーするのが好きなようですが、彼はチームに何かをもたらしてくれます。ピッチにいた時間は、深みのあるプレーで良い結果をもたらしてくれた主役だったと思います」
そのように28歳のポルトガル人アタッカーのパフォーマンスを受け止めていた。右MF(ウイング)は久保が担ってきたポジションだが、決して安泰というわけではないか。
このあとレアル・ソシエダはレアル・ベティス戦、RCDマジョルカ戦、FCバルセロナ戦と続く。結果によっては、指揮官交代もあり得る状況だ。
久保にはチームを救う活躍が待望される。むしろ、このチームの苦境こそ、久保が突き抜けるチャンスにしたい!