【日本代表】堂安律に立ちはだかったバイエルンの壁。今日、古巣フライブルクとの一戦!
バイエルン戦でのフランクフルト堂安律。(C)Midori IKENOUCHI
ドイツはすっかり秋を通り越して冬の装いに。
ドイツは秋を通り越して、すっかり冬の装いとなっています。
ブンデスリーガではこのほど、アイントラハト・フランクフルトとFCバイエルン・ミュンヘンが対戦しました。私はその週末、フランクフルトから約100㎞離れたホッケンハイムリンクで本業のモータースポーツ取材をしており、その合間を縫って愛車でフランクフルトへ向かいました。
アイントラハト・フランクフルトの本拠地、ドイチェ・バンク・パルクには久々の来訪となります。フランクフルト近郊のアウトバーンは常に渋滞していて、特にサッカーの試合日は酷いと先輩フォトグラファーから聞いていたため、試合開始3時間前の到着を見越して早めに出発。しかし出口手前でまったく動かなくなり、40分以上停止状態。心が折れかけました。
さらにこの日は天候がめまぐるしく変化。大雨の中を走ってきたものの、スタジアム到着時には見事な青空。しかしウォームアップが始まる頃には再び土砂降り、さらには雹まで降ってくる始末で思わず目を疑いました。
ようやく迎えたキックオフ、今季SCフライブルクからフランクフルトに移籍した日本代表・堂安律の活躍を期待し、「よし、今日も頑張って写真を撮ろう!」と思った矢先――開始15秒、バイエルンのルイス・ディアスが衝撃の先制点を決めます。
フランクフルトのホームスタジアムが一瞬で凍りつきました。14分にフランクフルトのジャン=マテオ・バホヤがゴールネットを揺らし沸き立つものの、VARを経てオフサイドで取り消しに。
すると27分にはハリー・ケインが加点し、バイエルンが突き放します。
この日は雨が止んだ後の冷え込みも堪えました。後半には再びディアスが強烈なシュートを叩き込み、3-0でバイエルンが快勝を収めました。
今季のバイエルンはこれまで無敗と絶好調です。一方、堂安はバイエルンのコンラート・ライマーやディアスをマークしつつ、味方に積極的に指示を出しながらフル出場しました。得点には絡めなかったものの、懸命に戦っていました。
試合後、バイエルンは帰りのフライトが迫っていたため、ヴァンサン・コンパニ監督の記者会見からスタートしました。ルイス・ディアスについて指揮官は「まだブンデスリーガを学んでいる途中」としながらも、南米コロンビア人らしい朗らかなキャラクターでチームに上手く溶け込んでいると絶賛していました。
翌日はミュンヘンのオクトーバーフェスト最終日にチーム全員で参加する予定とのことでした。
インターナショナルマッチウィーク明け、フランクフルトは10月19日、フライブルクと対戦します。堂安選手にとって、特別な試合になりそうです。