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八戸がサポーターに無期限入場禁止の処分、SNSで賛否渦巻く

ヴァンラーレ八戸のエンブレム。(C)SAKANOWA

「差別的・侮辱的行為」で。

 J3リーグのヴァンラーレ八戸は11月5日、2日に行われたギラヴァンツ北九州戦(1-2で敗れる)で、八戸サポーターによる「Jリーグ及びヴァンラーレ八戸試合運営管理規定に違反する行為」があり、 当該人物に「無期限入場禁止処分」を科したと発表した。

 クラブによると、八戸が映像などで「差別的・侮辱的行為」の事実を確認。その人物を特定し、Jリーグで定める統一基準に照らし合わせて、八戸の出場するホームとアウェー全試合への無期限入場禁止処分を決定した。Jリーグにも経過を報告している。

 クラブは「ファン・サポーターの皆様におかれましては、試合観戦時における観戦マナー・ルール・その他禁止行為等について今一度ご確認いただき、常にリスペクトの精神を持ち、節度ある言動や定められたルールを遵守してご観戦いただきますよう、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます」と呼び掛けている。

 今回SNSで当該人物と見られる情報が拡散され、大きな議論を呼んでいる。八戸は次のように呼びかけている。

「本件に関して、SNS上で当該人物の顔写真を掲載しての投稿が拡散されております。その影響により、当該人物もかなりの心理的なダメージを受けており、そのような個人が特定されるような投稿・拡散はプライバシーの侵害行為のほか、各種権利を侵害する可能性があるため、可及的速やかな既出の投稿の削除・並びに拡散の防止に皆様のご協力をいただきますよう、お願い申し上げます」

 やむを得ないという意見もある一方、ネット上では「処分を下しておいて、SNSでの拡散はやめてほしいとは恐ろしい」「選手は1試合出場停止、なぜ、サポーターは無期限入場禁止なのか」「厳しすぎる」といった疑問の声も多く挙がっている。

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 J3リーグは残り4試合。八戸は現在、勝点69でJ3リーグの首位に立っている。