【鹿島】『5トップ』で横浜FCを打ち砕く。レオ・セアラ、知念慶のゴールで、リーグ優勝へ大きく近づく1勝
鹿島のレオ・セアラ。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
濃野公人の右SB投入でより前掛かりに――。
[J1 36節] 鹿島 2–1 横浜FC / 2025年11月8日14:03 / メルカリスタジアム
J1リーグ36節、鹿島アントラーズが横浜FCとの一戦、レオ・セアラと知念慶のゴールで、2-1の勝利を収めリーグ最速の勝点70に到達して首位をキープした。
鹿島は田川亨介とレオ・セアラの2トップ、右MF松村優太、そして左MFにエースの鈴木優磨が入る布陣でスタートする。前半は噛み合わずにいたが、後半開始と同時に、鬼木達監督は右サイドバックに濃野公人を投入する。
濃野のクロスや攻撃参加でより厚みのある攻撃を展開し、横浜FCの時に5バックになる布陣の打開を試みた。すると、この采配が結実する。
濃野は何度かラインブレイクを狙い、さらに前線にも顔を出す。『前線4人+濃野』のほぼ5トップとも言える布陣で、数的同数で対峙。すると62分、田川のパスからレオ・セアラがディフレクションしながらもシュートをねじ込み、ついに均衡を破る。
さらに3分後、小川のクロスに知念がヘッドで合わせて、追加点を奪ってみせた。
ただ、この攻撃的な陣容はやはりリスクも伴う。そこから反撃を食らい、67分、ンドカ・ボニフェイスに1点を返された。
鹿島は試合終盤、レオ・セアラ(→徳田誉)とチャヴリッチが2トップを組み、右MFに濃野、右SBに津久井佳祐を配置。試合を落ち着かせながらも、ゴールを狙っていった。
鹿島は21勝7分8敗で勝点70に到達。柏レイソルの試合結果によっては、次節の結果次第では鹿島の9年ぶりのリーグ優勝が決まる(鹿島は11月30日、東京ヴェルディとアウェーで対戦)。レオ・セアラは得点ランキング1位の通算19得点に。
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一方、18位の横浜FCは、このあと勝点5差の17位・横浜F・マリノスが勝利を収めると、来季のJ2降格が決まってしまう。




