久保建英のレアル・ソシエダ、マタラッツォ新監督の就任を正式に発表。「新たな推進力を与える存在」
レバンテ戦で先制ゴールを決めたレアル・ソシエダの久保建英。写真:なかしまだいすけ/アフロ
チームはまさかの残留争い。
スペイン1部レアル・ソシエダは12月20日、ペッレグリーノ・マタラッツォ氏(Pellegrino Matarazzo)がトップチームの新監督に就任することで合意したと発表した。契約期間は2026-27シーズンまでとなっている。
クラブの発表によると、マタラッツォ新監督は翌日にリザーブチーム(サンセ)の試合を視察し、週明けに本拠地アノエタ・スタジアムで就任会見を行う予定だ。
マタラッツォ氏は1977年生まれ、アメリカ・ニュージャージー州出身。指導者としてのキャリアをドイツで築いてきた。
FCニュルンベルクの下部組織で指導を始め、2017年にはTSG1899ホッフェンハイムでユリアン・ナーゲルスマン監督のもとトップチームのアシスタントコーチを務め、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)を戦った経験を持つ。
その後、VfBシュツットガルトの監督に就任。就任1シーズン目にチームをブンデスリーガ1部昇格へ導き、以降もトップリーグ定着に貢献した。シュツットガルト退任後はホッフェンハイムを指揮し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場した。
クラブは声明で「残りのシーズン、そして今後に向けてチームを立て直し、新たな推進力を与える存在」と期待を寄せる。日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)が主力としてプレーするレアル・ソシエダに、ブンデスリーガで高い評価を受けてきた指揮官がどのような変化をもたらすのか注目される。
チームは同日のレバンテUD戦、久保建英のゴールで先制したものの、後半アディショナルタイムに投入直後の若手のファウルでPKを与え、これを決められて1-1に追い付かれた。
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チームは16位と低迷。まさかの残留争いに巻き込まれており、マタラッツォ監督のもと、勢いを取り戻すとともに快進撃が期待される。




