イランが米国からW杯開催権の剥奪を要求。「排除されるべきは、安全を確保できない開催国だ」トランプ発言に反発

FIFAワールドカップ (Photo by Michael Regan - FIFA/FIFA via Getty Images)

「歓迎するが、安全のためには適切ではない」という投稿を受けて

 アメリカのドナルド・トランプ大統領がイラン代表の北中米ワールドカップ(北中米W杯)出場について「安全のため適切ではない」と発言したことに反発し、イランサッカー連盟(FFIRI)が3月13日、米国からホスト国としての開催権を剥奪するよう求めた。

 イランサッカー連盟はSNSで、「もしも参加国の安全を保証できないのであれば、その国が大会を開催する資格はない」と声明を発表。特定の人物がイラン代表の出場を問題視しているとしたうえで、「排除されるべきなのは、参加チームの安全を確保できない開催国のほうだ」と訴えた。

 トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「イラン代表のワールドカップ参加は歓迎する。しかし彼らの生命と安全のため、そこにいることが、本当に適切なことなのかどうかは分からない」と投稿し、これが大きな議論を呼んだ。

 また、イランのスポーツ担当大臣は今週、アメリカとイスラエルによる攻撃で中東情勢が緊迫していることを受け、現状のままでは「イラン代表が大会に参加することは難しい」と発言していた。

 森保一監督率いるサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)も出場する北中米W杯は6月11日から7月19日まで、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国共催で開催される。大会には史上最多の48チームが出場予定だ。

 昨年12月に行われた組み合わせ抽選で、イランはグループGに入り、ベルギー代表、エジプト代表、ニュージーランド代表と同組となった。イランのグループステージの試合は、ロサンゼルスで2試合、シアトルで1試合が予定されている。

 イランが正式に大会を辞退する事態になれば、近代のW杯では極めて異例のケースとなり、国際サッカー連盟(FIFA)は代替出場国の選定を迫られる可能性があるという。

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