移籍情報の発信でトルコ警察が記者を拘束!「バイエルンのムシアラがガラタサライに行く」

テルジ氏 本人のエックスより

ガラタサライは完全否定。それでも記者は「複数の情報源から聞いた」と主張。

 ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ代表MFジャマル・ムシアラ(Jamal MUSIALA)のガラタサライSKへの移籍情報を巡り、トルコ人スポーツ記者が「公に虚偽の情報を流布した疑い」容疑で拘束された。その後、司法当局に送致され、釈放されている。トルコメディア『NTV』が8月10日に報じた。

 拘束されたのはスポーツ記者のブルハン・ジャン・テルジ氏だ。同氏はフォロワー18万人を超えるSNSのエックスなどで、ガラタサライがムシアラの獲得で合意したと主張していた。

 ところが、ガラタサライはこの移籍情報を明確に否定。「プロサッカー選手ジャマル・ムシアラがガラタサライへ移籍するという主張は事実ではありません」と公式に表明した。

 さらにクラブは、事実ではないことが明らかになった情報が繰り返し取り上げられているとして、「世論を誤解させ、クラブの移籍活動の信用を損なうための印象操作」と厳しく指摘。ファンに対して、移籍に関してはクラブの公式発表を確認するよう呼び掛けた。

 しかしテルジ氏は、クラブ側が否定したあとも自身の情報に自信を示した。

「複数の異なる情報源から同時に、ムシアラが来週キャンプに参加するという情報が入ってきました。朝起きて私が作り話をしたわけでも、夜に夢で見て作り上げたわけでもありません」

 そのように主張し、自身の情報には根拠があると強調していた。

 そしてバクルキョイ共和国検察庁(トルコ・イスタンブールにある検察庁)は、「公に誤解を招く情報を流布した」容疑で捜査を開始。テルジ氏は8月10日に拘束された。

『NTV』によると、テルジ氏はその後、必要な手続きを経て司法当局に送致され、釈放されたという。

 移籍市場を巡りSNSを中心に様々な情報や噂が飛び交うなか、ビッグネームに関する移籍情報の発信が捜査、そして記者の拘束にまで発展する異例の事態となった。

 トルコでは移籍市場を巡り、噂の段階で「合意」と報じられるケースも少なくない。今回の一件は、そうした移籍報道のあり方にも一石を投じることになるか。

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