【浦和】「3-2から、さらに1ゴールを」曺貴裁監督が掲げる理想――最後までゴールを奪うレッズへ

浦和サポーター 写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

「ファン・サポーターを味方にして、自分たちのアグレッシブさを一緒に作っていく」

[J1 2節] 浦和 ― 広島/2026年8月15日19:00/埼玉スタジアム

 浦和レッズが8月15日のJ1リーグ第2節、ホーム開幕戦・サンフレッチェ広島戦に臨む。

 曺貴裁監督はシーズン開幕前の8月5日の取材対応の中で、目指すチームの理想像を語っていた。

 たとえ2点差から2-2と同点になっても、そこから3-2、さらに4-2へ――。最後までゴールを奪いに行く、攻撃的でアグレッシブな姿勢を浦和に植え付けたい。埼スタには、それを実現できる力があるという。

 曺監督は選手たちとのミーティングで、昨シーズンのイングランド・プレミアリーグ、リバプールFC対AFCボーンマスを扱ったという。

 アンフィールドで行われた一戦、リバプールが2点を先取したあと、今季からリバプールを率いるアンドニ・イラオラ監督率いるボーンマスが2-2に追いついた。しかし、リバプールは再び攻め立て、2ゴールを奪取。最終的に4-2で勝利した。

 曺監督が注目したのは、スコアそのものだけではない。3-2としただけで満足せず、さらにもう1点を奪いに行く。その姿勢だ。

「埼スタでの雰囲気の中でも、2-0から追いつかれることもある」。それでも、「最後までそういうマインドでいくと、3-2にした後の90+4分にもサラーがもう1点を取れる」。曺監督は、埼スタについて「そういうスタジアムであるという証明だったと思いました」と語った。

 RB大宮アルディージャとのプレシーズンマッチ、浦和は土壇場で2-2の同点に追いついたが、指揮官はそこで埼スタの力を実感したという。

 リードしたからといって、試合を閉じることだけを考えない。追いつかれても下を向かない。劣勢に立たされても、攻撃の姿勢を失わない。

 曺監督が理想とするのは、例えば2点差から同点になっても、そこから3-2へ逆転し、さらに4-2まで突き放す――「僕は最後までゴールを取りに行くようなチームにしたい」という“前向き”なチームだ。

 そのアグレッシブさを選手だけで完結させるつもりもない。

「浦和レッズに少し足りなかったのは、最後まで攻撃的に、あのファン・サポーターを味方にして、自分たちのアグレッシブさをファン・サポーターと一緒に作っていくことだと思っています」

 もちろん暑さや試合展開、選手のコンディションによって、常に前から仕掛け続けられるとは限らない。曺監督も、状況によって「できないことがある」と認める。それでも、根底に置くマインドは変えない。

 新生・浦和レッズがどのような方向へ進んでいくのか。その覚悟を示すホーム開幕戦になる。

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