メッシが現役引退を示唆、父の死に悲痛な思い「サッカーをいつまで続けるのか、大きな迷いがある」
インテル・マイアミのリオネル・メッシ。(C)SAKANOWA
68歳で死去したホルヘさんへ、「あなたなしで、どう前に進めばいいのか分からない」
米メジャーリーグサッカー(MLS)インテル・マイアミCFに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(Lionel MESSI)が、亡くなった父ホルヘ・メッシさんへの思いを自身のインスタグラムにつづり、現役引退の可能性を示唆した。『スカイ・スポーツ』ドイツ版が8月12日に報じた。
メッシを長年支えてきたホルヘさんは、闘病の末、故郷アルゼンチンのロサリオにある病院で68歳で亡くなった。
39歳のスーパースターは、父との別れをいまだ受け入れられずにいる。
「あなたなしで何をすればいいのか、どう前に進めばいいのか分からない。あなたが苦しんでいたこと、これが最善だったことは分かっている。それでも、あまりにも早すぎる。まだ一緒に経験し、楽しみたいことがたくさんあった」
そしてメッシは、サッカー選手としての今後についても率直な思いを明かした。
「僕はただサッカーをしてきた。そして今、それをこれからも長く続けていくのか、大きな迷いがある」
幼少期から常に寄り添い、代理人としてもキャリアを支えてきた。その存在を失ったメッシは、「最初からずっとそばにいてくれた。終わりまでもう少しだったのに、なぜ一緒に最後まで歩むために、もう少しだけ持ちこたえられなかったのか」と悲痛な思いを記した。
ホルヘさんはメッシに、今夏の北中米ワールドカップへの出場を繰り返し望んでいた。しかし大会直前、その容体は急激に悪化し、メッシにとって父が会場にいない初めての主要国際大会になってしまったという。
メッシは父の回復を信じ、少しでも長く大会に残ることを自身の力に変えた。アルゼンチンは決勝まで勝ち上がったものの、延長戦の末にスペインに0-1で敗れ、準優勝に終わった。
「できるだけ遠くまで勝ち進み、少しでも時間をつくりたかった。せめて1試合だけでも見てもらうために」
自身のコンディションも万全ではなかった。メッシは決勝について、脚が思うように動かなかったと振り返り、「自分の体に抗おうとしたが、できなかった。大会を通して、本当に調子がいいと感じることはなかった」と明かしている。
それでも、父が望んだワールドカップの舞台に立ち、アルゼンチンを決勝まで導いた。
インテル・マイアミとは2028年末まで契約を残している。しかし、かけがえのない父を失ったことで、メッシの心は揺れている。
世界最高峰を走り続けてきた背番号10は、このままピッチを去ることになるのか。大きな悲しみの中、キャリアの岐路に立っている。
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