どうなるアジアカップ? 空港空爆のリヤド…サッカー日本代表はGS2試合予定、開幕戦・決勝の会場。豪州協会は「注視する」
サッカー日本代表 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
国際選手会は選手・サポーター・スタッフの安全を優先すべきと声明
[AFCアジアカップ2027]2027年1月7日-2月5日/サウジアラビア
来年1月に開幕予定のサッカーのサウジアラビア・アジアカップ(AFCアジアカップ2027)を巡り、リヤドのキング・ハーリド国際空港が相次いで空爆による攻撃を受け運航停止が続いているため、開催を危ぶむ声が挙がっている。大会の開幕戦と決勝はリヤドで予定されており、選手、関係者、サポーターの移動を含めた大会運営への影響が懸念される。
サウジアラビア民間航空総局は10月12日、空港施設の安全性と運用再開の準備を確認するため、キング・ハーリド国際空港の運航停止を延長すると発表した。同空港は今月に入り複数回攻撃を受け、空港施設やサウジアラビアの航空機にも被害が出ている。
リヤドは、サウジ・アジアカップの中心地である。キング・ファハド・スポーツシティで開幕戦と決勝が組まれ、グループFに入る森保一監督が率いる最後の大会となる日本代表も、タイ代表、カタール代表とリヤドで対戦する予定となっている。この空港の安全確保や国際便の正常化が遅れれば、代表チームの入国、移動、ファンの渡航に直接的な影響が及ぶ。
サウジアラビアの現地報道によると、航空各社では欠航や運休の延長が相次いでいる。サウジアラビア外務省も、リヤド行きの便が停止・遅延した自国民に対し、在外公館への連絡を呼び掛けた。
また、国際プロサッカー選手会FIFPROアジア・オセアニアのボー・ブッシュ会長は、選手、ファン、スタッフの安全を最優先にすべきだと訴えた。
こうしたなか、オーストラリアサッカー連盟は、サウジアラビアで起きた攻撃を受け、アジアカップ開催国の状況を「注視している」と表明した。日本を含む出場各国にとっても、懸念事項となる。
さらに、日本サッカー協会は、安全・治安情報を総合的に判断したとして、今月サウジアラビアで開催されるFIFAeワールドカップへの出場辞退を決めた。サッカー日本代表のアジアカップ参加とは別の大会だが、サウジアラビアを舞台とする国際大会への渡航判断に、すでに具体的な影響が出たことになる。
AFCは英紙『ガーディアン』の取材に対し、コメントを控えた。開催地変更や延期が決まった事実はない。ただ、8会場中5会場、全51試合中31試合がリヤドで予定されるなか、空港の再開時期、安全評価、各国協会との協議が、今後の大会開催を左右する重要な焦点になった。
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