【マンチェスター・U】解任されたテン・ハフ監督が補強したかった5選手を明かす。ケイン、ライス…C・ロナウドの相棒として期待したのは!?

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なかでも「欲しい選手は一人だけだ」と訴えたのは――

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ元監督が、在任中に獲得を望んでいた5選手を明かし、補強を巡るクラブとのやり取りを振り返った。『ジ・アスレチック』のインタビューで語った内容を、『スカイ・スポーツ』が10月21日に伝えた。

 テン・ハフ氏が欲した5人とは、ハリー・ケイン、ダニー・ウェルベック、デクラン・ライス、フレンキー・デ・ヨング、そしてブライアン・ブロビーだ。

 2024年10月に解任されたテン・ハフ氏は、就任当初からセンターバック、ミッドフィルダー、ストライカーの補強が必要だとクラブに伝えていたという。特に得点力不足を大きな課題に挙げ、「3年間を通じて最大の問題はゴールだった」と振り返った。

 中盤で最優先に獲得を望んだのは、当時バルセロナに所属していたフレンキー・デ・ヨングだった。アヤックス時代に指導した同選手を迎えるため、数週間にわたって交渉が行われたものの、移籍は実現しなかった。

 テン・ハフ氏は「監督が交渉し金銭面でも関与していたと思われているが、そういうことはなかった」と説明。クラブ幹部とともにデ・ヨングを説得しようと努めたと明かし、「彼はその年だけでなく、将来に向けてチームを作るうえでも非常に重要な存在になれたはずだった。しかし、実現しなかった」と語った。

 代わりに獲得を求めたのが、当時ウェストハムに所属していたイングランド代表MFデクラン・ライスだった。しかし、ウェストハムが放出を望まず、獲得には至らなかった。ライスは2023年夏、アーセナルに移籍している。

 前線では、当時トッテナムに所属していたイングランド代表FWハリー・ケインを最優先に考えていたという。

「私は彼らに『欲しい選手は一人だけだ。誰のことか分かっているだろう』と伝えた。獲得に向けて尽力した。彼が非常に前向きだったと聞いていたが、この件について本人と直接話したことはなかった」

 テン・ハフ氏は、クラブが最終的に獲得を見送った経緯について、当時の幹部やオーナー陣による判断だったと説明。自身は財政面の詳細を把握していなかったとした。ケインは同年夏、トッテナムからバイエルン・ミュンヘンに移籍した。

 さらに、当時ブライトンに所属していたFWダニー・ウェルベックの獲得にも動いていた。テン・ハフ氏によると、当時クラブのテクニカルディレクターを務めていたダレン・フレッチャー氏を中心に接触しており、ウェルベック側も移籍に前向きだった。ただし、クラブの幹部体制が変わるなか、正式なオファーには至らなかったという。

 5人目は、アヤックス時代に指導したFWブライアン・ブロビーだった。2022年夏、クリスティアーノ・ロナウドの相棒となるストライカーとして獲得を望んでいたが、クラブ内で意見が一致するまで時間がかかり、最終的に獲得のタイミングを逃した。

 テン・ハフ氏は、マンチェスター・ユナイテッドにはケインやライスのような、経験と実力を兼ね備えた選手が必要だったと強調。若く将来性のある選手を複数獲得するだけでなく、彼らを導く成熟した選手をそろえることが重要だったとの考えを示した。

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