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完敗の浦和…ハーフタイムに監督からゲキ「戦える者だけが試合に出られる」

札幌戦後、ゴール裏でサポーターにあいさつをする浦和の槙野智章。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

公式戦3試合連続ノーゴール。

[J1 2節] 浦和 0-2 札幌/2019年3月2日/埼玉スタジアム2〇〇2

  浦和レッズが開幕から1分1敗と苦しいスタートを切った。ホーム開幕戦は4万1109人が訪れたものの無得点に終わり、試合後はゴール裏のサポーターからブーイングも起きた。

 北海道コンサドーレ札幌戦はシュート14本(札幌が19本)を放ったが、前半はわずか2本。決定的な形は限られた。そしてゼロックス・スーパーカップから3試合ノーゴールと、まだ一度もゴールネットを揺らせずにいる。

 DF槙野智章は次のように敗因を分析していた。

「一つひとつ捕まえないといけなかったが、一つずつズレが生じていたというのもあります。各ポジションのバトルに負けていました。ミスが起きても、そのあとのメンタルの持って行き方、いかにプレーを続けるかが大事になりますから」

 そしてハーフタイム、浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督からはポジティブな発言とともに、厳しいゲキも飛んだという。

「ハーフタイム、監督はポジティブな発言に、『(2失点を)気にするな』と言ってくれました。ただ個人的には納得いかない内容で、このままだと3点、4点取られかねないと感じていました。15分間の限られた時間で、どう切り替えるか。そこで監督は『戦える者だけが試合に出よう』と、言っていました。諦めた選手は交代すると。それぐらい厳しい世界であり、後半入れ替わり、しっかり戦えました。もちろん一人の責任ではなく、全員での戦い。とはいえ結果が全てなので、何かしら変わった姿を見せなければいけないと思います」

 浦和はここから、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)とJリーグの連戦に突入する。槙野はむしろ試合が続くことをポジティブに捉える。

「浦和のエンブレムをつけている以上、最後まで戦う姿勢を示さなければいけません。幸いなことにすぐACLのホームゲームがあり(3月6日/ブリーラム・ユナイテッド戦)、Jリーグ(3月9日/松本山雅FC戦)も続きます。そこで見返さないといけないと思います。勝つべくして勝った札幌に対し、いろんなものが足りなかったと感じています。負けを認めないといけません」

 浦和は昨年も開幕から波に乗れず監督交代劇が起きている。それだけに早い段階で、突破口を見出したいところだ。

文:サカノワ編集グループ

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