磐田FWロドリゲスがディナモ・キエフへ完全移籍決定間近か
浦和戦で決勝点を決めた磐田のロドリゲス。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
チーム最多得点を決めるルクセンブルク代表FWが、同国史上2番目に高い違約金で。
ジュビロ磐田のルクセンブルク代表FWロドリゲスが、ウクライナの名門ディナモ・キエフに完全移籍することで、両クラブの交渉が大詰めを迎えているという。ルクセンブルクのフランス語紙『L’essentiel』、ドイツで発行されるルクセンブルク語(レッツェブルク語)の新聞『Tageblatt』が、それぞれ現地7月30日夜に報じた。
記事によると、ロドリゲスは日本での生活が快適で磐田でのプレー継続を希望し、磐田もロドリゲスを重要な戦力として流出を拒んでいた。
しかし、ウクライナの首都をホームとするディナモ・キエフは諦めず、200万ユーロ(約2億4000万円)の違約金(移籍金)でオファーを提示。これはフランスのレンヌからスイスのヤングボーイズに移籍したクリストファー・マルティンス(22歳)の250万ユーロ(約3億円)に次ぐ、ルクセンブルク人の選手として史上2番目に高額な移籍金になるという。
そうした背景もあり、その後の交渉でクラブ間合意に達したという。
実現すれば、ロドリゲスはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)に参戦する権利も手にできる(8月6日にクラブ・ブルージュとのCL予選第1戦がある)。
24歳のロドリゲスはEURO予選、ルクセンブルク代表としてリトアニア代表から、3月と6月の試合でゴールを奪取。今季加入した磐田でもこれまで15試合に出場し、チーム最多5ゴールを決めていた。
磐田は20試合を終えて、4勝5分11敗(14得点・26失点)で、J2自動降格圏の17位に沈んでいる。この夏の移籍期間で、ブラジル人ルキアン、オランダ人エビシリオを獲得している。
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[文:サカノワ編集グループ]